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小山町 町長室

所信表明

所信表明

 私は4月23日に執行された小山町長選挙において町民の皆様に信任され、第31代小山町長に就任いたしました。
 私は平成23年から2期8年間小山町長を務め、未来拠点事業を始めとする様々な事業に取組みました。事業を完成させるため3選を目指しましたが、残念ながら町民の皆様のご支持を十分に得られませんでした。
 しかし、その日から私は寝ても覚めても小山町のことを考え続けました。多くの人々と話をし、意見を伺い、小山町を元気にするためにどうしたら良いのかを考え続けた4年間でありました。
 一町民として外から見たこの4年間の小山町は、新型コロナウイルスの影響も有りましたが、停滞と言う言葉で表現する以外ない状態でありました。未来拠点事業の成果が表れ始めたものもありますが、全体としてはスピード感を失い、事業によっては頓挫してしまうのではないかと感じる程でありました。
 この状況を変えなければいけない。今度こそ事業の総決算を実現して小山町を元気にする。そのように決意し、町長選挙への立候補を決めました。
 「おやま、再稼働」、この言葉に私の小山町への思いの全てを乗せました。
 今回、様々な人達と意見交換し、小山町を元気にするための様々な道筋を政策提言としてまとめ、選挙において町民の皆様の信任を頂きました。私の掲げた政策提言は多くの町民の方々に届いたものと考えております。
 私は、政策提言の中で、一丁目一番地に「子育て教育100年の計への挑戦」を掲げました。
 折しも、社人研の将来推計では、50年後の2070年には日本の人口が3割減少し、8700万人になると発表がありました。出生数は50万人を下回り、高齢化率は41%に到達するとのことです。これらは、全て少子化に端を発しております。小山町の子育て環境を何とかしなければならない。教育環境を何とかしなければならない。小山町を元気にするということは、すなわち子育て教育、言い換えれば未来に投資するということであると私は考えます。また、政策提言に掲げた「行政DX・行財政改革への挑戦」「SDGs未来都市への挑戦」「活気あふれる町・地域への挑戦」「健康文化都市への挑戦」「観光立町への挑戦」「三来拠点事業総仕上げに挑戦」「安心安全な防災先進都市への挑戦」「小山町の歴史の次世代への継承に挑戦」はその全てが小山町の未来への投資であり、その総まとめが「子育て教育100年の計への挑戦」に繋がり、ひいては高齢者が生きがいをもって暮らせる環境づくりに寄与するものと考えております。
 今後は、小山町を再稼働し、元気にするためにも、マニフェストとして掲げた91項目にわたる事業の早期実現に取り組んでまいりたいと思います。
 小山町議会議員の皆様方におかれましては、皆様それぞれに町の進むべき道筋を明確にしたいとの強いご意志により、今回立候補されご当選されたものと理解しております。
 私は、町長と議会、その立場に違いは有りますが、町を思う気持ちに違いは無いものとも認識しておりますし、町政を推進し、町を元気にするために、しっかりと議論を交わしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。