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小山町 町長室 おやまを導くらしんばん

所信表明

所信表明(平成29年2月21日 3月議会提案説明)

 日本経済は、このところ弱さもみられるが、緩やかな回復基調が続いております。先行きについて、雇用・所得環境の改善が続く中で、各種政策の効果もあり、緩やかな回復に向かうことが期待されています。ただし、米国でのトランプ政権への交代や英国のEU離脱の動きなどによる海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響に留意する必要があるとされています。  

 こうした認識の下、小山町の平成29年度当初予算は、一般会計において、歳入の根幹である町税は、引き続き減収見込みでありますが、地方交付税などを含めた一般財源総額では増加を見込でおります。しかし、社会保障関係経費などの増額が見込まれ、厳しい財政状況が続いています。

 そのような中ではありますが、第一に、雇用の場の創出や賑わいづくりと定住・移住の促進を目指す三来拠点事業の推進を進めてまいります。

第二に、安心・安全なまちづくりとして災害に強いまちづくりをしてまいります。  

第三に、健康寿命を延ばすため、町民主体の健康づくりと地域医療の推進を進めてまいります。  

第四に、子育てに優しい町を目指し、子ども・子育て支援の充実に対する施策を進めてまいります。 

 この4つの分野に重点配分を行い、小山町総合計画の基本目標に沿った基本施策を着実に推進していくと共に、私の政策提言である、小山町を元気にする「金太郎大作戦」第二章を推進する予算編成といたしました。それでは、施策について、主要事業、新規事業を中心に、説明いたします。 

 最初に、総合計画基本目標の1つ目、「便利で快適なまち」に掲げている、環境分野と都市基盤分野の施策についてであります。恵まれた環境の保全の施策として、環境基本計画に基づき、生物情報の収集等の各種調査を引き続き行ってまいります。また、富士山巡礼路特定調査研究も、引き続き取り組んでまいります。 

 次に、安全な水の安定供給、適切な汚水処理を推進するために、水道事業では、配水施設の整備などの第6期上水道拡張事業に取り組んでまいります。下水道事業では、計画的に下水道施設を維持管理していくため、須走浄化センター長寿命化事業を実施してまいります。また、下水道未整備地区の汚水を適切に処理するため、合併処理浄化槽設置補助事業を継続してまいります。

 次に、活力ある土地利用の推進を図る施策であります。地震等により市街地が広域に被災した際に、緊急に円滑な復興を図るため、震災復興都市計画行動 計画作成に取り組んでまいります。また、足柄地域の活性化を図るため、足柄駅交流センター(仮称)基本設計に取り組んでまいります。  

 次に、便利で快適な道路網の整備として、地区からの要望の中で多い、道路の舗装補修などに積極的に対応すると共に、生活道路の整備の充実を図ってまいります。また、新東名高速道路の機能を補完するため、新東名関連町道整備事業として、町道3975号線道路整備に取り組んでまいります。それに、老朽化が進む橋梁等を、道路構造物長寿命化修繕計画に基づき整備を進めてまいります。また、効果的な都市計画道路の整備を進めるため、都市計画道路大胡田用沢線の物件補償、用地買収を実施してまいります。さらに、国道246号から上野工業団地へのアクセス道路整備に取り組んでまいります。

 次に、金太郎公共交通計画に基づき、自主運行バスの運行や生活確保維持路線に対する補助を継続して実施し、公共交通の活性化を図ってまいります。

 次に、良好な住環境の実現のため、町営住宅の効果的・効率的な維持管理を進めると共に、町営住宅等長寿命化計画に基づき、南藤曲団地建設を進めてまいります。また、誰もが安心して住める住まいづくりをめざすため、静岡県のプロジェクト「TOUKAI-0」と連携し、住宅耐震化事業を強力に進めてまいります。

  次に、公園・緑地整備の推進として、豊門公園の修景事業に取り組むとともに、金太郎ゆかりの地である金時公園の整備を進めてまいります。

 次に、2つ目の基本目標の「安心・安全なまち」に掲げている、健康分野、福祉分野、危機管理分野の施策についてであります。地域で支え合う福祉の施策として、地域福祉計画を基に、民生委員や各機関と連携した社会福祉活動の推進と、移動支援や日中一時支援などの地域生活支援事業を推進し、福祉の充実を図ってまいります。町民主体の健康づくりとして、予防接種や感染症予防対策、生活習慣病予防事業を推進し、保健予防活動の充実を図ってまいります。また、国民健康保険の特定健診と後期高齢者医療の健康診査の受診を促進し、疾病の早期発見・治療の意識を高めてまいります。さらに、健康づくりの推進のため、健康福祉会館に指定管理者制度の導入を行ってまいります。高齢者福祉の促進、介護保険の充実のために、シニアクラブの文化事業や健康づくり事業への支援を継続していくと共に、要介護状態にならないための介護予防事業を推進してまいります。また、適切な要介護認定の実施を行い、介護保険サービスの質の確保、支援に努めてまいります。  

 次に、子育て支援策としては、放課後児童クラブや地域子育て支援センター事業の運営を充実してまいります。また、子ども・子育て支援事業計画に基づき、子育て支援事業を行うとともに、ファミリーサポートセンター事業を継続して実施してまいります。さらに、親子の愛情を育む機会や子育て世代の情報交換の場の提供となる(仮)中央子育て支援センター建築を進めてまいります。 災害に強いまちづくりを目指すため、自主防災組織への支援充実や、災害時の体制の強化を目的に、組立式避難所用トイレ等の防災資機材の整備を実施してまいります。また、今後必要とされる治山工事や森林整備等の対応策について、地域住民をはじめ関係者と共に、小山町山地強靭化総合対策協議会を継続して開催し、効率的かつ早急な復旧及び災害に強い森林づくりをめざしてまいります。さらに、災害時の住民への情報伝達に不可欠な、同報系無線設備のデジタル化に取り組んでまいります。また、空き家の倒壊等の事故、犯罪、火災等を未然に防止するため、空き家対策補助を進めてまいります。  

 次に、3つ目の基本目標の「いきいきとしたまち」に掲げている、教育分野、文化分野、産業分野の施策についてであります。心豊かな生涯学習の推進を図るために、各種教室、講演会、発表会等の生涯学習機会の充実を進めてまいります。また、スポーツ・レクリエーションを通じて、町民が楽しみながら、健康な体力づくりができるよう、NPO法人小山町体育協会等と協力し、スポーツ振興を図り、町民体育大会を引続き開催してまいります。地域文化の振興のため、富士紡績史料保存整理を進めるとともに、森村橋の修景・復元事業に取り組んでまいります。  

 次に、将来を担う子どもたちが、確かな知性と豊かな感性、健やかな心身を磨き、生きる力を育んでもらうために、学校教育の充実を図ってまいります。その施策として、授業力の向上や就学・生徒指導の充実を図るために、授業アドバイザーや指導主事、また町単独で講師を配置し、適切な教育指導を行うために特別支援教育支援員の配置を継続して行ってまいります。また、子育てに悩む保護者等に対応するため、子ども相談室の充実を図ってまいります。さらに、児童生徒にとって安全で快適な学校施設整備として、トイレの洋式化に取り組んでまいります。  

 次に、地域間の交流・国際交流の推進ために、文化・観光交流等を促進するとともに、国際姉妹都市との交流を深め、国際的視野を持てる子どもたちの語学力等の向上を図ってまいります。  

 次に、三来拠点事業を推進する施策であります。三来拠点事業として、ハイテクパーク排水路改修工事、湯船原地区内道路用地取得を実施してまいります。また、駿河小山駅周辺地区では、駅周辺の賑わい創出を具体化する基本計画策定を実施してまいります。さらに、湯船原地区のうち、新産業集積エリア、ロジスティックターミナルエリアにおいて工業団地造成事業を実施してまいります。また、湯船原地区で、木質バイオマス発電事業を実施してまいります。  

 次に、生産性が高く、効率的な農業を推進するため、中山間地域総合整備事業と、経営体育成基盤整備事業を進めてまいります。また、豊かな森林資源を活用するように、地域ごと森林経営計画を策定するとともに、間伐、枝打ち等の森林整備を支援してまいります。さらに、山村道路網整備事業の金時線改良工事を進めてまいります。 

 次に、日本版DMOを設立し、観光地域づくりを戦略的に推進してまいります。また、人が訪れ、消費が拡大する観光交流の施策として、富士山や富士箱根トレイルを中心とした地域資源や、道の駅「ふじおやま」、道の駅「すばしり」、あしがら温泉の交流拠点の有効活用を図ってまいります。それに、町内のゴルフ場の利用を促進する事業を実施してまいります。さらに、世界遺産である、富士山の須走口五合目の利便性を高めるため、須走口五合目再整備に取り組んでまいります。  

 次に、定住・移住の促進と婚活支援に積極的に取り組んでまいります。また、優良田園住宅地での宅地分譲を進めてまいります。  

 次に、4つ目の基本目標の「計画の推進のために」に掲げている、広域行政分野、行財政運営分野、協働分野の施策についてであります。広域的な行政課題に対する公共サービスの充実を図るため、富士山ネットワーク会議や二市一町行政懇談会などにおいて、研究活動を進めてまいります。また、新規借入地方債については、適債性を重視した借入としてまいります。 

 総合計画及び総合戦略の適切な進行管理を行うとともに、効率的・効果的な行政運営の推進を行ってまいります。また、町民との協働により、町内各地区の将来像を描いた計画の推進を図ってまいります。

 所信表明(平成28年2月19日 3月議会提案説明)

 日本経済は、「大胆な金融政策」、「機動的な財政政策」、「民間投資を喚起する成長戦略」の「三本の矢」の一体的推進により、デフレ脱却と経済再生に向けた大きな前進が見られ、景気回復が雇用の増加や賃金の上昇につながり、それが消費や投資の増加に結び付くという経済の「好循環」が着実に回り始め、緩やかな回復基調となってきています。

 こうした認識の下、小山町の平成28年度当初予算は、一般会計において、歳入の根幹である町税が引き続き減収見込みであり、地方交付税などを含めた一般財源総額でも減少見込であります。また、社会保障関係経費などの増額が見込まれ、厳しい財政状況が続いています。 

 そのような中ではありますが、第一に、三来拠点事業(小山町版「内陸のフロンティアを拓く」取組)として、新東名高速道路(仮称)小山PA周辺地区、湯船原地区、足柄SA周辺地区の3地区の開発を中心とした施策を進めてまいります。

第二に、安心・安全なまちづくりや、災害に強いまちづくりの施策を進めてまいります。

第三に、「小山町まち・ひと・しごと創生総合戦略」に掲げる施策を進めてまいります。

第四に、お達者度の向上のための高齢者健康づくりに対する施策を進めてまいります。  

 この4つの分野に重点配分を行い、小山町総合計画の基本目標に沿った基本施策を着実に推進していくと共に、私の政策提言であります、小山町を元気にする「金太郎大作戦」第二章を推進する予算編成といたしました。 それでは、施策について、主要事業、新規事業を中心に、説明いたします。

 最初に、総合計画基本目標の1つ目、「便利で快適なまち」に掲げている、環境分野と都市基盤分野の施策についてであります。 恵まれた環境の保全の施策として、環境基本計画に基づき、生物情報の収集等の各種調査を、引き続き行ってまいります。 また、富士山巡礼路特定調査研究に取り組んでまいります。

 次に、人と自然が調和する景観の形成と環境美化を推進するために、景観形成重点地区計画策定に取り組んでまいります。 次に、安全な水の安定供給、適切な汚水処理を推進するために、水道事業では、配水施設の整備などの第5期上水道拡張事業に取り組んでまいります。 下水道事業では、計画的に下水道施設を維持管理していくため、須走浄化センター長寿命化事業を実施してまいります。また、下水道未整備地区の汚水を適切に処理するため、合併処理浄化槽設置補助事業を継続してまいります。 

 次に、活力ある土地利用の推進を図る施策であります。 定住人口の拡大、町の活性化を進めるため、菅沼地区区画整理調査や落合地区利活用検討業務に取り組んでまいります。 また、足柄地域の活性化を図るため、(仮称)足柄駅交流センター基本計画策定業務に取り組んでまいります。 

 次に、便利で快適な道路網の整備として、地区からの要望の中で多い、道路の舗装補修などに積極的に対応すると共に、生活道路の整備の充実を図ってまいります。 また、新東名高速道路の機能を補完するため、新東名関連町道整備事業として、町道3975号線道路整備を進めていくと共に、東名高速道路の足柄SAスマートIC周辺の道路網整備として、町道2414号線道路整備に取り組んでまいります。

 さらに、老朽化が進む橋梁等を、道路構造物長寿命化修繕計画に基づき整備を進めてまいります。 また、効果的な都市計画道路の整備を進めるため、都市計画道路大胡田用沢線の物件調査、用地買収を実施してまいります。

 次に、金太郎公共交通計画に基づき、自主運行バスの運行や生活確保維持路線に対する補助を継続して実施し、公共交通の活性化を図ってまいります。

 次に、良好な住環境の実現のため、町営住宅の効果的・効率的な維持管理を進めると共に、町営住宅等長寿命化計画に基づき、南藤曲団地建設を進めてまいります。 また、誰もが安心して住める住まいづくりをめざすため、静岡県のプロジェクト「TOUKAI-0」と連携し、住宅耐震化事業を継続してまいります。  

 次に、2つ目の基本目標の「安心・安全なまち」に掲げている、健康分野、福祉分野、危機管理分野の施策についてであります。 地域で支え合う福祉、障がい者福祉の施策として、地域福祉計画を基に、民生委員や各機関と連携した社会福祉活動の推進と、移動支援や日中一時支援などの地域生活支援事業を推進し、福祉の充実を図ってまいります。 町民主体の健康づくりとして、予防接種や感染症予防対策、生活習慣病予防事業を推進し、保健予防活動の充実を図ってまいります。

 また、国民健康保険の特定健診と後期高齢者医療の健康診査の受診を促進し、疾病の早期発見・治療の意識を高めてまいります。 高齢者福祉の促進、介護保険の充実のために、老人クラブの文化事業や健康づくり事業への支援を継続していくと共に、要介護状態にならないための介護予防事業を推進してまいります。また、適切な要介護認定の実施を行い、介護保険サービスの質の確保、支援に努めてまいります。

  次に、子育て支援策としては、放課後児童クラブや地域子育て支援センター事業の運営を充実してまいります。また、こども園をはじめ、幼児教育の充実を図ってまいります。 さらに、子ども・子育て支援事業計画に基づき、子育て支援事業を行うとともに、ファミリーサポートセンター事業を継続して実施してまいります。

 災害に強いまちづくりを目指すため、自主防災組織への支援充実や、災害時の体制の強化を目的に、組立式避難所用トイレ等の防災資機材の整備を実施してまいります。 さらに、広域連携による消防体制の充実、消防団活動の活性化を図っていくとともに、消防団機能の強化として、第1分団消防ポンプ自動車を更新いたします。

 また、今後必要とされる治山工事や森林整備等の対応策について、地域住民をはじめ関係者と共に、小山町山地強靭化総合対策協議会を継続して開催し、効率的かつ早急な復旧及び災害に強い森林づくりをめざしてまいります。 また、空き家の倒壊等の事故、犯罪、火災等を未然に防止するため、空き家解体撤去事業補助を進めてまいります。 

 次に、3つ目の基本目標の「いきいきとしたまち」に掲げている、教育分野、文化分野、産業分野の施策についてであります。 心豊かな生涯学習の推進を図るために、各種教室、講演会、発表会等の生涯学習機会の充実を進めてまいります。 

 また、スポーツ・レクリエーションを通じて、町民が楽しみながら、健康な体力づくりができるよう、NPO法人小山町体育協会等と協力し、スポーツ振興を図り、町民体育大会を引続き開催してまいります。 次に、将来を担う子どもたちが、確かな知性と豊かな感性、健やかな心身を磨き、生きる力を育んでもらうために、学校教育の充実を図ってまいります。その施策として、授業力の向上や就学・生徒指導の充実を図るために、授業アドバイザーと指導主事の配置、適切な教育指導を行うために特別支援教育 支援員の配置を継続して行ってまいります。 

 また、子育てに悩む保護者等に対応するため、子ども相談室の充実を図ってまいります。 次に、地域間の交流・国際交流の推進ために、文化・観光交流等を促進するとともに、国際姉妹都市との交流を深め、国際的視野を持てる子どもたちの語学力等の向上を図ってまいります。 

 次に、誰もが活躍できる男女共同参画を推進するために、男女共同参画社会づくり行動計画の策定に取り組んでまいります。

 次に、三来拠点事業を推進する施策であります。小山PA周辺地区では測量業務を、湯船原地区では再生可能エネルギー事業設計、アグリインダストリーエリア基本計画策定を、足柄SA周辺地区ではスマートIC道路整備に伴う分筆登記及び用地取得を実施してまいります。 また、駿河小山駅周辺地区では、駅周辺の賑わい創出を具体化する基本計画策定を実施してまいります。 

 さらに、湯船原地区のうち、新産業集積エリアにおいて工業団地造成事業を実施してまいります。また、企業立地の際、初期投資を抑え企業立地を行いやすくするために、用地取得に要した経費の一部に補助してまいります。 次に、生産性が高く、効率的な農業を推進するため、中山間地域総合整備事業と、経営体育成基盤整備事業を進めてまいります。 

 また、豊かな森林資源を活用するように、地域ごと森林経営計画を策定するとともに、間伐、枝打ち等の森林整備を支援してまいります。

 さらに、山村道路網整備事業の金時線改良工事を進めてまいります。

 次に、人が訪れ、消費が拡大する観光交流の施策として、富士山や富士箱根トレイルを中心とした地域資源や、道の駅「ふじおやま」、道の駅「すばしり」、あしがら温泉の交流拠点の有効活用を図ってまいります。 また、モータースポーツのメッカである富士スピードウェイと連携した事業を推進してまいります。

 さらに、世界遺産である、富士山の須走口五合目の利便性を高めるため、須走口五合目再整備基本計画策定業務を進めてまいります。 また、観光拠点を定め、ホテル等の誘致を図ってまいります。 次に、定住・移住の促進と婚活支援に積極的に取り組んでまいります。 また、用沢地内及びわさび平地区での宅地造成事業を進めてまいります。 

 次に、4つ目の基本目標の「計画の推進のために」に掲げている、広域行政分野、行財政運営分野、協働分野の施策についてであります。 広域的な行政課題に対する公共サービスの充実を図るため、富士山ネットワーク会議などにおいて、研究活動を進めてまいります。 また、将来負担比率を抑えるため、新規借入地方債を償還額以内にしていくなど、健全な財政運営に努めてまいります。

 行政運営としては、公共施設等総合管理計画の策定に取り組んでまいります。 また、町民との協働により、町内各地区の将来像を描いた計画の推進を図ってまいります。  

 以上、平成28年度当初予算の予算編成において、4つの基本目標に沿った施策について説明いたしました。  小山町の特別会計を含めた平成28年度当初予算総額は、168億327万6千円であります。 

 このうち、一般会計は95億8千万円とし、前年度当初予算89億7千万円と比べ6億1千万円、6.8パーセントの増であります。 歳入の根幹であります町税収入は、37億5千411万円で、歳入全体の39.2パーセントを占め、前年度に比べて4千258万円の減額となっております。

所信表明(平成27年5月15日 5月臨時議会) 

小山町長 込 山 正 秀 

 まずは、先の町議会議員選挙におきまして、めでたく御当選されました議員の皆様に、改めてお祝いを申し上げます。おめでとうございます。小山町が希望と活力あふれる元気な町になるよう、今後も一層の御活躍を御期待申し上げます。 

 さて、このたび私は、多くの町民の皆様、各方面の皆様から力強い御支援をいただき、再び小山町長に任ぜられました。大変光栄なことであり、皆様に感謝申し上げるとともに、町政を担う職責の重さに身の引き締まる思いであります。 

 私はこの4年間、就任時に掲げた政策提言、小山町を金太郎のような元気な町にする「金太郎大作戦」を実現するため、限られた時間、人、物、金の制約がある中、精一杯走り続けてまいりました。その結果、去る3月に開催した政策提言検証大会において、高評価をいただくことができました。 

 これからは、新たな政策提言「金太郎大作戦第2章」の実現をめざして、全力でスピード感をもって、今後4年間を走りぬく覚悟であります。 

 それでは、今後の町政運営に係る基本方針を、所信として表明させていただきます。  「金太郎大作戦第2章」には、小山町を元気にするための新たな3つの挑戦を掲げました。 

 1つ目の挑戦は、「金太郎のように力強い経済、雇用と賑わい創出への挑戦」であります。まず、雇用の創出についてでありますが、人口減少が進行し、地域の活力低下が懸念される中、若者の町外への流出を食い止めるためには、町内に雇用の場を創出することが何よりも重要であります。このため、1期目に道筋をつけました三来拠点事業を着実に推進してまいります。 

 このうち、小山パーキングエリア周辺地区では、富士スピードウェイを中心としたモータースポーツ産業や観光施設の集積地として、関連産業や観光施設などの誘致に取り組んでまいります。 

 湯船原地区では、再生可能エネルギーを活用した産業拠点整備事業として次世代施設園芸や食品加工工場などの誘致を進めるとともに、木質バイオマスと太陽光のハイブリッド発電によるエネルギーの地産地消を実現し、有事の際には電力を供給する仕組を構築し、災害に強い持続可能な分散自立型の地域づくりを実現します。

 さらに、小山町の豊かな森林資源を活かしながら、日本全国や世界へ輸出できる木材産業拠点を形成してまいります。また、足柄サービスエリア周辺地区においては、ショッピング等も楽しめ、富士山、金時山をはじめ、サイクリングやハイキングにも出ていくことのできるような、スポーツ観光の中継・交流拠点として観光拠点施設の誘致を推進してまいります。

 次に、賑わいの創出についてでありますが、駿河小山駅周辺の活性化や、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、滞在型の観光を推進する体制の整備に取り組んでまいります。特に観光面では、富士山須走口5合目に、ビジターセンターの建設や駐車場の再整備を行うほか、浅間神社の門前町の形成などに取り組むことにより、観光資源としての魅力を高め、「富士山世界遺産のまち、小山町」を国内外にPRしてまいります。また、「サイクリストが集うまち」として、新たにサイクルステーションの設置や、安全にツーリングするための案内誘導看板の設置などにも取り組んでまいります。 

 2つ目の挑戦は、「金太郎のようなたくましい子どもが育つ住環境、人口増への挑戦」であります。人口減少対策を強力に推進し、人口増に転じさせるためには、特に誘致した企業に勤める方や、小山町で育った若者を主なターゲットとして、定住促進に取り組むとともに、子育てしやすい環境整備を進めていくことが必要であります。 

 定住促進については、不動産バンクを活用して空き家などの物件に関する情報発信の充実に努めるとともに、宅地開発や分譲を進め、居住地の確保に努めてまいります。このほか、若者のUターン支援を強化し、定住につなげていくため、本町から通勤可能な圏内にある仕事の情報提供や、若者と仕事のマッチングなどにより、若者への就職支援を進めるとともに、趣味や、仕事のための勉強会などのワークショップを開催し、若者の生きがいを創出してまいります。

 また、健康福祉会館や金時公園、その他の公園などを整備し、子どもが元気に遊べる場を充実させるほか、子どもに社会性を身につけさせるための通学合宿の充実などにも取り組み、たくましい子を育てる教育を推進することにより、子どもを産み育てやすい環境を整えてまいります。 

 3つ目の挑戦は、「金太郎のような元気を支える福祉、福祉充実への挑戦」であります。様々な世代の町民が元気に安心して暮らせるよう支援策を強化し、老後まで住み続けたいと思われるような「まちづくり」を進めてまいります。 

 私は、町民の皆様が幸せに生活していくためには、健康が第一であると考えております。このため、健康づくりの拠点として健康福祉会館のリニューアルや健康診断受診率の向上などにより、町民の健康づくりや介護予防をサポートしてまいります。  

 また、町民の皆様が安心して暮らしていくためには、万が一の災害に対し、万全の備えをしておくことが重要であります。このため、地域防災計画、富士山噴火に対する避難計画の毎年の見直し・改善、また、有事の際の食料や避難場所の確保や要援護者の支援など、防災・災害対策を強化し、「防災日本一のまちづくり」を進めてまいります。

 さらに、商業施設の誘致などによる買い物環境の充実や、公共交通の活性化に取り組み、町民の皆様の利便性の向上に取り組んでまいります。また、若者や子育て層からお年寄り、障がいのある方が広く交流できるように、健康福祉会館や金時公園などの施設を活用した多世代交流コミュニティや、ふれあいサロンなどによる生きがいの場を創ってまいります。 

 さて、これらの3つの挑戦の実現のためには、町民との協働が不可欠であります。昨年度までに、小学校区ごとに作成していただいた、地域別計画「金太郎計画2020」については、できるところから実施していくよう、引き続きまちづくり推進協議会へ支援してまいります。今年度策定する、地方創生のための小山町総合戦略と総合計画の後期計画については、町民の皆様との協働により、小山町を明るく元気にしていくための施策を打ち出してまいります。 

 また、行政改革を推進し、政策の実行力を高めるため、官民の人事交流の推進や職員の能力、意識の向上に努め、施策の実施に当たっては、計画、実行、評価、改善を行う、いわゆるPDCAサイクルを推進してまいります。 

 もちろん、私自身も今までと同様にセールスマンとなって、率先して、まちを売り込んでいく所存であります。以上、私の2期目就任にあたっての所信の一端を述べてまいりましたが、今までに蒔いた種を花開かせ、実らせるために、この3つの挑戦に全力で取り組み、身を呈して職を全うしていく決意でございます。 

 今後も、町が一体となって小山町を元気にしていくため、町民の皆様のお力添えをいただきますとともに、議員の皆様におかれましても、より一層の御支援、御協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。どうぞ、よろしくお願いいたします。

所信表明(平成27年2月24日 3月議会提案説明)

                                                                              小山町長 込 山 正 秀

 日本経済は、消費税増税に伴う駆け込みの反動減による落ち込みから持ち直しつつあるが、個人消費の回復の鈍さが続いています。アジア新興国の景気に底打ちの兆しがみられるほか、米国でも堅調な景気回復も続くとみられ、今後、緩やかな回復軌道に復帰するとみられています。また、緊急経済対策により、雇用・所得環境が改善し、さらなる好循環が見込まれます。

 こうした認識の下、小山町の平成27年度当初 予算は、一般会計において、歳入の根幹である町税が減収見込みであり、地方交付税などを含めた一般財源総額でも減少見込であります。また、社会保障経費などの義務的経費の増加や、いまだ十分とは言えない財政調整基金残高により、基金繰入での対応が困難な厳しい財政状況が続いています。

 そこでまず、第一に、内陸のフロンティアを拓く取組として、小山PA周辺、湯船原地区、足柄SA周辺の3地区の開発に向けた施策をすすめてまいります。

 第二に、安心・安全なまちづくりとして、災害に強いまちづくりの施策をすすめてまいります。

 第三に、人口減少対策として定住人口拡大に向けた施策をすすめてまいります。

 第四に、お達者度向上のための高齢者健康づくりに対する施策をすすめてまいります。

 この4つの分野に重点配分を行い、小山町総合 計画の基本目標に沿った基本施策を着実に推進していくと共に、私の政策提言である「金太郎のような元気なまち」を目指す予算編成といたしました。

 それでは、施策について、主要事業、新規事業を中心に説明いたします。

 最初に、総合計画基本目標の1つ目、「便利で快適なまち」に掲げている、環境分野と都市基盤分野の施策についてであります。恵まれた環境の保全の施策として、太陽光発電 システム等省エネルギー機器設置補助事業、電気 自動車急速充電器の活用を、引き続き行ってまいります。また、バイオマスを初めとする、再生可能エネルギーの検討を実施してまいります。

 さらに、環境基本計画に基づき、生物情報の収集等の各種調査を実施してまいります。次に、安全な水の安定供給、適切な汚水処理を推進するために、水道事業では、配水施設の整備などの第5期上水道拡張事業を継続すると共に、滝沢簡易水道の小山町上水道への統合を進めてまいります。下水道事業では、計画的に下水道施設を維持管理していくため、須走浄化センター長寿命化事業を実施してまいります。また、下水道未整備地区の汚水を適切に処理するため、合併処理浄化槽設置 補助事業を継続してまいります。

 次に、活力ある土地利用の推進を図る施策であります。 町の良好な景観を保全するため、景観計画策定 業務を、また、世界遺産登録を受けた冨士浅間神社の周辺地区の景観を重点的に保全していくために、景観重点地区形成計画作成業務に取り組んでまいります。また、計画的で効率的な都市づくりを進めるため、都市計画 基礎調査建物 用途現況図 作成業務に取り組んでまいります。

 さらに、交通拠点施設の整備と活用を図るため、三来拠点整備として、湯船原地区石沢排水路整備 事業をはじめ、足柄SAスマートIC測量設計業務や内陸フロンティア推進区域調査に取り組んでまいります。次に、便利で快適な道路網・情報網の整備として、地区からの要望の中で多い、道路の舗装補修などに積極的に対応すると共に、生活道路の整備の充実を図ってまいります。

 また、新東名高速道路の機能を補完するため、新東名関連町道整備事業として、町道3975号線橋梁及び道路整備を進めてまいります。さらに、老朽化が進む橋梁等を、道路構造物長寿命化 修繕計画に基づき整備を進めてまいります。また、効果的な都市計画道路の整備を進めるため、都市計画道路 大胡田用沢線の物件調査、用地買収を実施してまいります。次に、地域公共交通ネットワークサービスの一つとして、コミュニティ交通の運行を実施し、小山地区における調査運行を継続してまいります。

 次に、良好な住環境の実現のため、町営住宅の効果的・効率的な維持管理・整備を進めてまいります。また、誰もが安心して住める住まいづくりをめざすため、静岡県のプロジェクト「TOUKAI-0」と連携し、住宅耐震化事業を継続してまいります。さらに、定住人口拡大を図るため、町外からの移住者の増加及び町外への流出を抑制する小山町 定住促進事業助成を継続して実施してまいります。

 次に、2つ目の基本目標の「安心・安全なまち」に掲げている、健康分野、福祉分野、危機管理分野の施策についてであります。地域で支え合う福祉、障がい者福祉の施策として、地域福祉計画を基に、社会福祉協議会をはじめ各機関と連携した社会福祉活動の推進と、移動支援や日中一時支援などの地域生活支援事業を推進し、福祉の充実を図ってまいります。町民主体の健康づくりとして、予防接種や感染症予防対策、生活習慣病予防事業を推進し、保健予防活動の充実を図ってまいります。

 また、安心して子育てができ、子どもたちが健やかに成長するために、妊婦健診、不妊治療費への助成、0歳から中学3年生までのこども医療費の完全無料化を引き続き実施してまいります。また、国民健康保険の特定健診と後期高齢者医療の健康診査の受診を促進し、疾病の早期発見・治療の意識を高めてまいります。高齢者福祉の促進、介護保険の充実のために、老人クラブの文化事業や健康づくり事業への支援を継続していくと共に、要介護状態にならないための介護予防事業を推進してまいります。 

 また、適切な要介護認定の実施を行い、介護保険サービスの質の確保、支援に努めてまいります。  次に、子育て支援策としては、放課後児童クラブや地域子育て支援センター事業の運営を充実してまいります。また、こども園をはじめ、幼児教育の充実を図ってまいります。さらに、子育て支援と合わせて定住人口の増加を図るため、第2子以降の出産に対して、引き続き、お祝い金を給付してまいります。災害に強いまちづくりを目指すため、自主防災 組織への支援充実や、災害時の体制の強化を目的に、炊き出し器等の防災資機材の整備を実施してまいります。

 さらに、広域連携による消防体制の充実、消防団活動の活性化を図っていくと共に、消防団機能の 強化として、デジタル消防受令機の整備を進めてまいります。また、今後必要とされる治山工事や森林整備等の対応策について、地域住民をはじめ関係者と共に、小山町山地強靭化 総合対策協議会を継続して開催し、効率的かつ早急な復旧及び災害に強い森林づくりをめざしてまいります。また、空き家の倒壊等の事故、犯罪、火災等を未然に防止するため、空き家解体撤去事業補助を進めてまいります。

 次に、3つ目の基本目標の「いきいきとしたまち」に掲げている、教育分野、文化分野、産業分野の施策についてであります。心豊かな生涯学習の推進を図るために、自主文化事業、各種教室、講演会、体験学習の充実や、利用しやすい図書館運営を提供していくために、指定管理者制度の導入をしてまいります。

 また、スポーツ・レクリエーションを通じて、町民が楽しみながら、健康な体力づくりができるよう、NPO法人小山町体育協会等と協力し、スポーツ振興を図り、町民体育大会を引続き実施してまいります。次に、将来を担う子どもたちが、確かな知性と豊かな感性、健やかな心身を磨き、生きる力を育んでもらうために、学校教育の充実を図ってまいります。その施策として、授業力の向上や就学・生徒指導の充実を図るために、授業アドバイザーと指導主事の配置、適切な教育指導を行うために特別支援教育 支援員の配置を、また、図書室支援員の配置を継続して行ってまいります。また、英語教育を充実させるため、英語検定試験を受ける生徒に支援をしてまいります。

 さらに、「書道」という日本古来の伝統文化に触れ、集中力や感性を育むために、小学校低学年の書道科の授業を継続してまいります。次に、活力ある工業の振興のために、雇用の機会を広げ、地域経済力を高めるために、企業誘致に取り組んでまいります。また、地域産業の高度化、活性化及び雇用の創出を図るため、町内で地域産業立地事業を行う者に対し、補助金を交付してまいります。次に、生産性が高く、効率的な農業を推進するため、中山間地域総合整備事業と、経営体育成基盤整備事業を進めてまいります。さらに、地域農業の活性化に向けて、農産物の加工品開発や農商工の連携、町内農産物の地産地消を推進してまいります。また、豊かな森林資源を活用するように、間伐、枝打ち等の森林整備を支援してまいります。 また、富士山麓での特用林産物の開発、生産試験を引続き進めてまいります。

 次に、人が訪れ、消費が拡大する観光交流の施策として、富士山や富士箱根トレイルを中心とした 地域資源や、道の駅「ふじおやま」、道の駅「すばしり」、あしがら温泉の交流拠点の有効活用を図ってまいります。また、モータースポーツのメッカである富士スピードウェイと連携した事業を推進してまいります。さらに、世界遺産登録を受け、富士山須走口五合目の利便性を高めるため、須走口五合目再整備基本設計策定業務を進めてまいります。

 次に、4つ目の基本目標の「計画の推進のために」に掲げている、広域行政分野、行財政運営分野、協働分野の施策についてであります。広域的な行政課題に対する公共サービスの充実を図るため、富士山ネットワーク会議などにおいて、研究活動を進めてまいります。また、将来負担比率を抑えるため、新規借入地方債を償還額以内にしていくなど、健全な財政運営に努めてまいります。行政運営としては、役場本庁に総合相談窓口と 住宅建築相談窓口を設けてワンストップ化を図るなど、町民への利便性向上に努めてまいります。また、地方自治の基本理念や基本原則を示した自治基本条例の制定を行ってまいります。さらに、町民との協働により、町内各地区の将来像を描いた計画の推進を図ってまいります。

 以上、平成27年度当初予算の予算編成において、4つの基本目標に沿った施策について説明いたしました。小山町の特別会計を含めた平成27年度当初予算総額は、141億2千267万5千円であります。このうち、一般会計は89億7千万円とし、前年度当初予算88億2千万円と比べ1億5千万円、1.7パーセントの増であります。歳入の根幹であります町税収入は、37億9千669万円で、歳入全体の42.3パーセントを占め、前年度に比べて8千70万円の減額となっております。

 

所信表明(平成26年2月25日 3月議会提案説明)

 小山町長 込 山 正 秀

 日本経済は、輸出が持ち直しに向かい、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略の「三本の矢」の各種政策の効果による下支えのなかで、家計所得や投資が増加し、景気の回復基調が続くことが期待されます。その一方、海外景気の下振れが、引き続き国の景気を下押しするリスクとなっており、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要による反動が見込まれます。 

 こうした認識の下、小山町の平成26年度当初予算は、一般会計において、歳入の根幹である町税が7年ぶりの増収見込みとなります。しかし、社会保障経費や公債費などの義務的経費の増加、財政調整基金残高等の僅少により基金繰入での対応が困難などの厳しい財政状況が続いております。

 そこで「金太郎のような元気なまち」にするため、まず、第一に、内陸のフロンティアを拓く取組として、(仮称)小山PA周辺、湯船原地区、足柄SA周辺の3地区の開発に向けた施策をすすめてまいります。第二に、富士山の世界遺産登録を受け、構成資産をはじめとした町の観光・環境施策をすすめてまいります。第三に、安心・安全なまちづくりとして、災害に強いまちづくりの施策をすすめてまいります。第四に、定住人口拡大及び少子高齢化に対する施策をすすめてまいります。

 この4つの分野に重点配分を行い、小山町総合計画の基本目標に沿った基本施策を着実に推進していくと共に、私の政策提言である3つの挑戦と10の戦略の実現に向けた予算編成といたしました。 

  それでは、施策について、主要事業、新規事業を中心に説明いたします。 最初に、総合計画基本目標の1つ目、「便利で快適なまち」に掲げている、環境分野と都市基盤分野の施策についてであります。

 恵まれた環境の保全の施策として、富士山世界遺産まちづくり事業を実施してまいります。

 また、バイオマスを初めとする、再生可能エネルギーの検討を実施してまいります。 

 さらに、環境基本計画に基づき、生物情報の収集等の各種調査を実施してまいります。

 次に、安全な水の安定供給、適切な汚水処理を推進するために、水道事業では、配水施設の整備などの第5期上水道拡張事業を継続すると共に、滝沢簡易水道の小山町上水道への統合を進めてまいります。

 下水道事業では、計画的に下水道施設を維持管理していくため、須走浄化センター長寿命化事業を実施してまいります。また、下水道未整備地区の汚水を適切に処理するため、合併処理浄化槽設置補助事業を継続してまいります。

 次に、活力ある土地利用の推進を図る施策であります。 

 市街地内の有効活用を進めるため、明倫、北郷、足柄地域整備計画策定事業を、また、魅力ある駅になるように、足柄駅舎及び周辺の地域整備計画策定事業を継続して進めてまいります。

 また、計画的で効率的な都市づくりを進めるため、国土利用計画の策定、都市計画マスタープランの見直しを進めてまいります。 

 さらに、交通拠点施設の整備と活用を図るため、三来拠点整備として、湯船原地区工業立地詳細調査事業をはじめ、区画整理関連調査事業、足柄SA周辺地区整備計画策定事業に取り組むほか、開発可能性基本調査事業も引続き実施してまいります。

 次に、便利で快適な道路網・情報網の整備として、地区からの要望の中で多い、道路の舗装補修などに積極的に対応すると共に、生活道路の整備の充実を図ってまいります。

 また、新東名高速道路の機能を補完するため、新東名関連町道整備事業として、町道3975号線橋梁及び道路整備を進めてまいります。 さらに、高齢化が進む橋梁を、橋梁長寿命化修繕計画に基づき整備を進めてまいります。

 また、効果的な都市計画道路の整備を進めるため、都市計画道路再検証事業を継続して実施し、都市計画道路大胡田用沢線では、物件調査、用地買収を実施してまいります。 

 次に、移動しやすい公共交通の充実を図るために、地域公共交通計画により、町内巡回バス路線を再編し、地域公共交通ネットワークサービスのひとつとして、コミュニティ交通の運行を実施してまいります。

 次に、良好な住環境の実現のため、町営住宅の効果的・効率的な維持管理・整備を進めるため、町営住宅の解体、改修を実施してまいります。

 また、誰もが安心して住める住まいづくりをめざすため、静岡県のプロジェクト「TOUKAI-0」と連携し、住宅耐震化事業を継続してまいります。 さらに、定住人口拡大を図るため、町外からの移住者の増加及び町外への流出を抑制する小山町定住促進事業助成を継続して実施してまいります。 

 次に、2つ目の基本目標の「安心・安全なまち」に掲げている、健康分野、福祉分野、危機管理分野の施策についてであります。

 地域で支え合う福祉、障がい者福祉の施策として、地域福祉計画を基に、社会福祉協議会をはじめ各機関と連携した社会福祉活動の推進と、移動支援や日中一時支援などの地域生活支援事業を推進し、福祉の充実を図ってまいります。

 町民主体の健康づくりとして、予防接種や感染症予防対策、生活習慣病予防事業を推進し、保健予防活動の充実を図ってまいります。

 また、安心して子育てができ、子どもたちが健やかに成長するために、妊婦健診、不妊治療費への助成、0歳から中学3年生までのこども医療費の完全無料化を引き続き実施してまいります。 

 また、国民健康保険の特定健診と後期高齢者医療の健康診査の受診を促進し、疾病の早期発見・治療の意識を高めてまいります。

 高齢者福祉の促進、介護保険の充実のために、老人クラブの文化事業や健康づくり事業への支援を継続していくと共に、要介護状態にならないための介護予防事業を推進していきます。また、適切な要介護認定の実施を行い、介護保険サービスの質の確保、支援に努めてまいります。

 次に、子育て支援策としては、放課後児童クラブや地域子育て支援センター事業の運営を充実してまいります。また、こども園をはじめ、幼児教育の充実を図ってまいります。

 さらに、子育て支援と合わせて定住人口の増加を図るため、第2子以降の出産に対して、引き続き、お祝い金を給付してまいります。

 災害に強いまちづくりを目指すため、自主防災組織への支援充実や、災害対策本部体制の強化を目的に、映像装置整備事業を実施してまいります。 さらに、広域連携による消防体制の充実、消防団活動の活性化を図っていくと共に、消防団施設の整備として、消防団第3分団車庫・詰所建設事業を行ってまいります。

 また、引き続き、スコリア土壌森林内緊急整備事業として、土砂流出の初期段階箇所への下層植生の回復のための、土壌の改良や木柵の設置等を実施するとともに、森林施業集約化計画を策定してまいります。

 さらに、今後必要とされる治山工事や森林整備等の対応策について、地域住民をはじめ関係者と共に、小山町山地強靭総合対策会議を継続して開催し、効率的かつ早急な復旧、及び災害に強い森林づくりをめざしてまいります。 

 また、「北郷の森」を災害に強い森林づくり、保健休養林として利活用等するために、森林環境整備計画の策定を継続して進めてまいります。

 交通事故・犯罪のないまちづくりのため、明るいまちづくりの構築と、消費電力の削減を目的に自治会で設置している防犯灯のLED化を進めてまいります。 

  次に、3つ目の基本目標の「いきいきとしたまち」に掲げている、教育分野、文化分野、産業分野の施策についてであります。

 心豊かな生涯学習の推進を図るために、自主文化事業、各種教室などの学習機会の提供の場や、ボランティア支援センターを充実し、ボランティア活動の場を広めてまいります。また、利用しやすい図書館運営を図ると共に、読書に触れ合う機会も提供してまいります。

 また、スポーツ・レクリエーションを通じて、町民が楽しみながら、健康な体力づくりができるよう、NPO法人小山町体育協会等と協力し、スポーツ振興を図り、町民体育大会を引続き実施してまいります。 

 次に、将来を担う子どもたちが、確かな知性と豊かな感性、健やかな心身を磨き、生きる力を育んでもらうために、学校教育の充実を図ってまいります。 

 その施策として、授業力の向上や就学・生徒指導の充実を図るために、授業アドバイザーと指導主事の配置、適切な教育指導を行うために特別支援教育 支援員の配置を、また、図書室支援員の配置を継続して行ってまいります。 また、小学校施設のユニバーサル化として洋式トイレへの改修を実施してまいります。 さらに、「書道」という日本古来の伝統文化に触れ、集中力や感性を育むために、小学校低学年の書道科の授業を継続してまいります。 次に、活力ある工業の振興のために、雇用の機会を広げ、地域経済力を高めるために、企業誘致に取り組んでまいります。 

 また、地域産業の高度化、活性化及び雇用の創出を図るため、町内で地域産業立地事業を行う者に対し、補助金を交付してまいります。 次に、生産性が高く、効率的な農業を推進するため、中山間地域総合整備事業と、経営体育成基盤整備事業を進めてまいります。

 さらに、地域農業の活性化に向けて、農産物の加工品開発や農商工の連携、町内農産物の地産地消を推進してまいります。また、豊かな森林資源を活用するように、間伐、枝打ち等の森林整備を支援してまいります。 

 また、富士山麓での特用林産物の開発、生産試験を引続き進めてまいります。 次に、人が訪れ、消費が拡大する観光交流の施策として、富士山や富士箱根トレイルを中心とした 地域資源や、道の駅「ふじおやま」、道の駅「すばしり」、あしがら温泉の交流拠点の有効活用を図ってまいります。 また、モータースポーツのメッカである富士スピードウェイと連携した事業を推進してまいります。

 さらに、世界遺産登録に受け、富士山須走口五合目の利便性を高めるため、富士山ビジターセンターサテライト施設の検討と公衆トイレの改修を進めてまいります。

  次に、4つ目の基本目標の「計画の推進のために」に掲げている、広域行政分野、行財政運営分野、協働分野の施策についてであります。 広域的な行政課題に対する公共サービスの充実を図るため、富士山ネットワーク会議などにおいて、研究活動を進めてまいります。

 また、今後予想できない減収や災害に備えるため、財政調整基金の積立てを行っていくなど、健全な財政運営に努めてまいります。

 行政運営としては、役場本庁に総合相談窓口と住宅建築相談窓口を設けてワンストップ化を図るなど、町民への利便性向上に努めてまいります。

 また、地方自治の基本理念や基本原則を示した自治基本条例の策定に取り組んでまいります。

 さらに、区長及び役場若手職員を対象とし、協働のまちづくり推進を図るためファシリテーション研修を実施してまいります。

  以上、平成26年度当初予算の予算編成において、4つの基本目標に沿った施策について説明いたしました。

 

所信表明(平成23年5月2日 就任のあいさつ)

小山町長 込 山 正 秀

 先ごろ行われました町長選挙におきまして、有権者の皆様から厳粛な信託をいただき、小山町長に就任いたしました込山正秀でございます。

 この小山町のために、今後4年間全身全霊をかけて邁進していく決意であると共に、その責任の重さに身が引き締まる思いであります。

 現在の小山町は、ある種の閉塞感が漂っているのではないかと感じております。もちろん、昨年9月の台風9号に伴う記録的豪雨による災害の影響も大きいのですが、F1日本グランプリの撤退や長年続いていた不交付団体から交付団体への転落、人口も減少の一途であり、工業団地等でも空洞化が進んでおります。このまま手をこまねいていれば状況は良くなるはずもありません。

 小山町が生んだ「金太郎」のような元気のある町にするために何をするべきか、このことをマニフェストにまとめてうったえてまいりました。ここで、私の政策提言を述べることが、そのまま今後の私の理念、基本方針でありますので、述べさせていただきます。

 はじめに「希望と活力あふれるまちづくり」についてであります。この小山町には富士山をはじめ、数多くの観光資源があります。さらに首都圏から90キロ圏内という恵まれた位置にもあります。これまでこの環境、資源を100パーセント活かしきれていたかと考えますと、必ずしもそうであると言い切れません。私はこの観光資源、交通利便性を最大限に活用することはもとより、その活用方法についてもこれまでとは異なる、一歩踏み込んだ新たな知恵が必要ではないかと考えております。

 例えば、町をあげて観光に取り組んでいるという姿勢を示すという意味でも「観光振興条例」を策定することも必要なのではないでしょうか。さらに、いわゆる民間施設、富士スピードウェイや冨士霊園などと一体となったイベントの開催なども考えられます。もちろん、観光立町と言う限りはアクセスの向上を図らなければなりません。足柄サービスエリアのスマートインター設置、既に決定している都市計画道路の見直し、さらには立地が進まない「東富士リサーチパーク」や「わさび平」に宿泊施設等ができるように取組んでいくことも必要であります。

 小山町は豊かな観光資源と共に、森林、農地にも恵まれています。農山村という特性を活かし、都会からの交流、定住が図られるような仕組みを作ると共に、森林やそこで採れるきのこや山菜の商品化などを図り地域の活性化を目指します。森林という資源を環境面も含め最大限に活用し、森林公園の整備などにも取組む必要があります。また、町にある豊門公園、金時公園を小山町のシンボルとして位置づけていき、JR御殿場線の駿河小山駅、足柄駅を交流の場、情報発信の場として魅力ある駅にしていきます。

 これらの資源を活かし有機的に結びつけて、夢のある希望と活力あふれるまちづくりを進めるために、町民の皆様とともに「金太郎計画」をつくり、第4次小山町総合計画に精力的に取り組む所存であります。

 次に町民の皆様のくらし満足度向上についてであります。

 まず、将来を担う子どもたちと子育て世代を応援することが、小山町の将来にとって重要であることは言うまでもありません。乳幼児の健康診査はもちろんのこと、子育てに関する情報交換の場や医療相談などの場を設け、充実させてまいります。出産に関しましても、安心して出産できる環境づくりはもとより、経済的な支援として「出産助成金」の制度を設けてまいりたいと考えております。

 幼稚園、保育園、小学校、中学校についてでありますが、幼稚園、保育園という大事な世代が、思い切り遊び、活動できるよう、園庭の芝生化に取組むことといたします。また幼保一元化についても検討していく必要があると考えております。小中学校においては、家庭、学校、地域の連携を深め、例えばふるさとの歴史や 文化の学習に取組むなど地域の皆様の協力を得て、地域全体で子どもたちを育てていくということが重要であると考えています。さらに、地産地消という意味で も食育月間や食育の日を設け、地域の食材や食文化を楽しむ機会を学校教育に取り入れていくことも大変重要なことであります。

 続いて、いわゆる「団塊の世代」をはじめとした中高年の活躍の場を設けることについてであります。現在はこれらの世代が地域の中心となってきています。健康面でのサポート体制の確立も含め、地域において力を発揮できる場所を確保し、機会を設けることが必要であり、地域、NPO、事業者等との協働により、よりよい地域づくり、ひいては元気のあるまちづくりに寄与していただくことを期待しております。

 子どもたち、中高年の方々はもとより町民の誰もが安心して、安全に暮らしていけるまちづくりは全ての活動の基礎となります。昨年9月の台風に伴う豪雨災害、さらに3月11日の東日本大震災の例をひくまでもなく、災害に強いまちづくりは最優先に取り組むべきものであります。災害復旧はもちろんのこと、自主防災制度の益々の拡充や、静岡県、大学等と連携して災害対策の具体的なアクションプランの策定に取組みます。

 救急医療体制についてでありますが、自衛隊富士学校、地域の病院、御殿場市等と連携し体制作りに取組むとともに、救急車や消防車の進入が困難な狭隘道路の拡幅など、具体的な対策に取組んでいく所存であります。

 最後に地元の産業の発展についてであります。冒頭の観光資源等の活用について述べたときに若干触れましたが、農業、商工業等の振興については、各種イベント等と有機的な連携をもって取り組むことが重要であると考えています。農業についても、これまでのいわゆる一次産業として留まるのではなく、加工、流通、販売等への展開に積極的に取り組める支援を行い、グリーンツーリズムへの需要等に応えられるような新たな視点を持つことが重要ではないかと考えております。

 以上、元気ある小山町をつくるための施策のいくつかを述べさせていただきました。しかしながら、小山町は普通交付税の不交付団体から交付団体になったように必ずしも財政が豊かであるとは言えません。限られた予算のなかで優先事項を明確にし、スピード感を持ちながら一つずつ実行していかなければなりません。まちづくりの主役は町民の皆様でありますが、それを支えるのが私をはじめ小山町の職員であります。役場自らが無駄をなくし、活性化を図るためにも積極的な情報公開、開かれた町政を行っていかなければなりません。

 まず、行政改革についてでありますが、いわゆるPDCAサイクルを確立し、町民の声、学識者の指導を受けながら、行政評価を実施してまいります。行政の硬直化を防ぐためにも事業にはサンセット方式を取り入れ、また実効性を伴う行政評価と予算が直接的に連動するよう無駄のない行政運営に取り組みます。

 次に町民の皆様が主役となる行政運営についてであります。職員が積極的に地域に赴き、会合、説明会、あるいは研修会に対応をし、職員それぞれが担当地域を持ち地域活動の支援を行うようにしていきます。第4次小山町総合計画の大きな柱の一つでもある町民の皆様との協働によるまちづくりは、これら施策を実行していく上で最も重要で必要なものです。NPO等の住民活動団体を積極的に支援し、町民主役のまちづくりを進めてまいります。

 

 以上、私の町長就任に当たっての所信を述べてまいりましたが、小山町を元気にするために、全力でスピード感を持って取組んでいく決意であります。