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夏の交流事業
今年も友好姉妹都市交流の富士登山が近づいてきた。小山町と縁がある県外6市町と地元小山町の中学生、引率者、サポートにあたる地元の登山支援者など総勢130名で山頂を目指す。
大事なお子さんをお預かりする受け入れ側は、細心の準備を払わなければならない。今年も富士山に精通した地元有志が、6月から7月にかけ、南から北へ6市町に出向き、生徒や親御さんへ富士登山への説明会を開いてきた。富士山の歴史や魅力を話し、登山に関しての持ち物や注意事項などを伝えていると、生徒の目がどんどん輝いてくるという。当日を心待ちにしているのだろう。
一方、子どもを遠く富士山へ送り出す親御さんには当然、不安がある。お父さん、お母さんの質問に丁寧に応じ、安心してもらえるよう心がけているという。
この事業を始めたのは2013年。富士山が世界文化遺産に登録されたのがきっかけだった。初期に参加した生徒は、今ではいい青年になっているはずだ。いつか小山町に再来され、友人、配偶者、そして子どもと一緒に富士山を登ってくれることを、勝手に思い描いている。今年の本番は8月5日。好天候を祈るばかりだ。