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小山町内路線バス経路変更による町の活性化についての提案

手紙の内容

 現在、駿河小山ー御殿場線は1日に9本程度運行しているが、町内で最も人口の多い用沢地区を通っていない。小山、明倫、北郷地区の主要なエリアを一筆書きでバスが通るように経路を変更してほしい。

手紙の回答

 この度は貴重な御意見をいただき、ありがとうございます。
 富士急行において運行している駿河小山駅と御殿場駅を結ぶ「駿河小山線」の経路変更についてでありますが、上野と御殿場を結ぶ「上野線」の度重なる減便に対し、ご提案いただいた経路について協議した経緯がございます。
 その際、成美、明倫地区から利用されている利用者においては、経路変更により距離が延びることによる運賃の増加、さらに運行時間が増えてしまうことが懸念され、また上野線のこれまでの状況から黒字化できる見込みが無い、などの理由により実現には至りませんでした。
 本町では、定時かつ確実に運行する路線バスの路線維持と活性化に向け、高齢者定期の補助やバス事業者と連携した取り組みを行ってまいりましたが、コロナ禍や昨今の運転手不足、少子化による通学利用者の減少などの理由により減便が続いております。
 このため、本町ではデマンドバスの仕組みを導入し、町内ほか、御殿場市内の高校、病院への移動ができるよう取り組んでまいりました。
 7月からは、デマンドバスのアプリを更新し利便性を向上させるほか、総合文化会館、富士小山病院を経由し各小学校区を定時で巡回する「無料巡回バス」の運行を開始いたします。
 また、ライドシェアについても7月から実証実験運行を開始し、タクシー運賃の8割程度で、ドアツードアによる移動を可能とする取り組みを開始いたします。
 小山町において公共交通の充実は、大変重要な課題でありますので、町民の皆様の御提案、御意見を伺いながら、今後も維持改善に取り組んでまいりますので、御理解いただきますようお願い申し上げます。