文化の薫り高く

文化の薫り高く

 本年は、新型コロナウイルスという、まったく想定外の事態に見舞われた多難の年でしたが、町民の皆さんのご理解とご協力をいただき、何とか年末を迎えることができました。
 皆さんは、小山町民憲章をご存じだと思いますが、その中に「文化の薫り高いまちをつくります」という一節があります。
 スポーツに、“競技スポーツ(見るスポーツ)”と“生涯スポーツ(自ら楽しむスポーツ)”という分類があるのと同じように、文化芸術にも、アート・アーティストを“見る・聴く文化芸術”と自ら“活動して楽しむ文化芸術”という分類があります。
 町では“見る・聴く”、そして“楽しむ”文化芸術として、「おやま秋のアートビレッジ」を11月に開催しました。
 これは、JR足柄駅と駿河小山駅前の交流センター及び豊門会館、西洋館のリニューアルが完成したことを広く町内外へ発信すること、そしてコロナ禍の中、町民の心身の健康保持と元気の創出を図ることを目的に、町を1つの芸術村とし、会場や時間を分散して開催したものです。
 生涯学習は健康保持の大きな要素です。町民の皆さんには、これからも文化の薫り高いまちづくりを目指しつつ、文化芸術を楽しんで欲しいと思います。
 新型コロナウイルス感染予防を十分行い、風邪にも気をつけて年末をお迎えください。皆さんが、希望に満ちた新年を迎えられますよう祈念いたします。