コロナと豪雨災害

コロナと豪雨災害

 昨年10月の台風19号により、小山町は多大な被害を受けました。特に「平成の杜」では、1階へ多量の土砂が流入する事態となりました。

 その危険をいち早く察知して直ちに避難を呼びかけた結果、入所者全員の命が救われたとして、小山1区の内田肇さんが国土交通大臣表彰を受けました。内田さんは、自主防災会の会長・区長として防災訓練に参画するなど、災害に対する知識と経験があったことにより、的確な対応ができたと思います。改めて敬意を表し、また、感謝申し上げます。

 近年、雨の降り方が激しくなってきており「数十年に一度と言われる豪雨が毎年降る」状況になっています。先月も九州地方を中心に「令和2年7月豪雨」災害が発生し、70人を超える死者が出ています。

 一方、新型コロナウイルスの感染拡大は続いており、本町においても、さまざまな感染拡大防止対策を講じているところですが、このような状況の中、豪雨に襲われ、避難所へ避難せざるを得ない状況となった場合、3密の回避など感染防止に配慮した避難所運営を行わなければなりません。

 町では、6月29日に、総合体育館においてコロナ対策を考慮した避難所開設、運営に係る検証会を実施しました。町議会議員や区長の皆さんに、貴重なアドバイスをいただきました。災害時、危険が迫りつつあると判断した場合は、親戚や友人宅など、安全な場所へ早めに避難するようにお願いいたします。