台風19号

台風19号

 台風19号により、全国で河川の氾濫や崖崩れなどが発生し、家屋や農地等浸水被害を受け、多くの方が亡くなったり、あるいは行方不明となったりしました。
 幸い、小山町では人的被害はなかったものの、役場本庁で670ミリ、足柄では800ミリを超える雨量を記録し、家屋への土砂流入や道路通行止め、河川護岸の一部決壊、農林災害などが発生し、甚大な被害を受けました。被災された皆様にお見舞い申し上げます。
 町では、災害対策本部を設置して、町民の皆様に対し、避難勧告や避難指示を発令するとともに、県や国交省等関係機関と連携を図りながら緊急災害対策を実施しました。
 消防団や消防署、陸上自衛隊板妻第34普通科連隊、そして、町の建設業協会の皆様などに即時対応していただき、雨がやんでからは、多くのボランティアの協力もいただきながら早期復旧を図りました。活動に携わっていただいた皆様にお礼を申し上げます。同時に国や県に対して、激甚災害への指定や特別地方交付税の交付、治山事業の実施などの早期復旧と予算確保等を要望しました。
 近年、50年・100年に一度しか降らないと言われていた量の雨が降っています。地球温暖化対策を訴えるスウェーデンの16歳の少女が話題となっていますが、気候が変わってきていると感じている方も多いのでないかと思います。温暖化対策とともに、防災施設整備に係る降雨確率を見直すなどハード対策も進める必要があります。