童謡に歌われる「足柄山の金太郎」の生家の跡地に建つ神社と、その周辺を整備した公園。金太郎が産湯をつかったとされるちょろり七滝や、子ども守りの第六天社がある。毎年5月3日には「富士山金太郎春まつり」が開催され、町内の子ども達が奉納相撲大会を繰り広げる。園内には様々な樹木や草花が繁り、ちょっとしたピクニックや散歩、小さな子どもの遊び場としても最適な公園。よく晴れた日に、お弁当を持って出かけてみてはどうだろう。※金時山への登山口ではありません。
所在地 | 駿東郡小山町中島 金太郎ふるさとMAPを見る Googleマップで見る |
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アクセス | 車:国道246号中島IC降後3分、小山町役場から5分程度 |
金太郎=坂田金時の生家とされる「坂田屋敷」の跡にあった小祠を、昭和9年に町の有志が集い、社殿を造営したもので、地元中島の人々に温かく守られている。御利益は安産、子育て、健康などで、11月には観光協会による七五三の参拝も行われており、金太郎にあやかろうという親子が多数訪れる「こどもの神様」だ。
金太郎が登って遊んだとされる大杉。あまりに大きくなりすぎ、付近の田んぼに日が当たらなくなったため、明治の初めに伐採された。その後、大木を切った人に不幸があり、人々が祟りと恐れ2代目の杉を植樹したという。
八重桐が出産前の養生のため湯船温泉に通い、その帰りに野沢川のほとりで金太郎を産み落とし自宅まで帰った後、滝の水を産湯として使ったと伝えられる。地元の人々は子供の健やかな成長を願い、金太郎に願いを込めつつ、この滝の水を産湯の水として使ったという。
金太郎親子が深く信仰したといわれる社。金太郎は母を真似て、沼子池からメダカを捕らえてきては器にいれて捧げたといわれている。今でも子供の病気全快を祈願し、その御礼として生魚を供える風習が残っている。
八重桐があさかえ湯から自宅へ帰る道すがら、この場所で産気づき真紅の赤ん坊=金太郎を産み落としたとされる場所。関東大震災頃まで、子産石という岩があったとも伝えられている。
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アクセス | バス:「あじさい通り」バス停から徒歩3分 |
勝福寺は金太郎の生家「坂田家」の菩提寺といわれる。小学生中学年以上を対象とした「寺子屋」や、希望があれば予約で「座禅」の体験ができる。「寺子屋」は8月中旬以降に5日ほど行われ、子供たちに学校では学べない礼儀や社会のルール、やる気や自信につなげる導きをしてくれる。「座禅」は30分から約1時間。自分自身を見直し、気持ちを整えるのにいいキッカケになりそうだ。
所在地 | 駿東郡小山町中島123-1 Googleマップで見る |
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アクセス | 車:国道246号中島IC降後3分、小山町役場から5分程度 バス:「勝福寺」バス停 |
生土(いきど)地区に子迎という小字(こあざ)がある。母の八重桐が遊びに行った金太郎を迎えに来ていたことから、この名がついたという。
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アクセス | 小山町役場から5分程度 バス:「富士紡正和寮」バス停から徒歩1分 |
農業用水であった貯水池(大正7年完成)で、台風により堤が決壊した後、親水公園として修復・再整備された。周囲を巡る遊歩道を歩くと、池は様々な表情を見せ、紅葉の時期はひときわ美しい。山あいの静かなたたずまいと跳ね橋が特徴で、水辺での休憩やピクニックにもふさわしい場所。平成8年の再整備の際、金太郎伝説を偲ぶ場として「八重桐之池」と命名された。
所在地 | 駿東郡小山町柳島 金太郎ふるさとMAPを見る Googleマップで見る |
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アクセス | 車:国道246号中島IC降後3分、小山町役場から5分程度 |
八重桐は宗教にたずさわり全国を行脚する遊女であったとも言われており、金時山の頂で赤龍と結ばれる夢を見、金太郎を身ごもったとされる。山を下りた八重桐はこの滝に身を打たせて腹の子の健康を祈願した。
所在地 | 駿東郡小山町小山 金太郎ふるさとMAPを見る |
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金時山に登る途中、毎日仲良しの猿が金太郎を待っていたといわれる場所。
所在地 | 駿東郡小山町小山 金太郎ふるさとMAPを見る |
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アクセス | 電車:JR駿河小山駅から徒歩15分 |
目を悪くした八重桐が箱根の湯治にて回復をしたため、その帰路に足柄峠のお地蔵様を思い出して、金太郎が爪で彫ったと伝えられる。平らな石面に細い線で地蔵が描かれている。
所在地 | 駿東郡小山町竹之下 金太郎ふるさとMAPを見る Googleマップで見る |
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アクセス | 車:小山町役場~足柄~御殿場方面へ15分程度 電車:「足柄駅」から徒歩15分 |
八重桐を祀った社で、「子産の御前」とも言われる。温泉からの帰り道で金太郎を産み落とし、そのまま抱いて帰ったという八重桐にあやかり、妊産婦はここで安産と子どもの健康を祈るようになった。
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アクセス | バス:「湯船公民館」から徒歩5分 |
金太郎が金時山から投げた石と伝えられ、竹之下七石のひとつである。重さ18貫(67.5kg)の岩をつぶて(=小石)のように投げる、金太郎の怪力ぶりを物語る石。
大江山の酒呑童子を退治したことで名高い平安時代の武将、源頼光と金太郎が初めて対面したとされる場所。伝承では、頼光が赤い雲のたなびく峰を見つけ、渡辺綱にあの雲の下には偉人がいるにちがいないとして、急いで見てくるよう命じ、綱が金太郎親子に頼光の意を告げ、この場所まで二人を伴ってきたと言われている。渡辺綱・碓井貞光・卜部季武に金太郎(坂田公時)を加えた4人は、後に頼光四天王と呼ばれるようになった。
所在地 | 駿東郡小山町竹之下 金太郎ふるさとMAPを見る Googleマップで見る |
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昭和48年(1973年)11月24日、金太郎が取り持つ縁で岡山県勝央町と姉妹縁組をしました。岡山県勝田郡勝央町は、岡山県東北部に位置し、面積54.09平方キロメートル。中国山脈の主峰、那岐山の南にあり、町北部は緩やかに傾斜する丘陵が起伏し、中南部は源を滝山に発し、南北に町を貫流する滝川に沿って比較的平坦に開けています。勝央町は、坂田公時ゆかりの地です。源頼光の四天王のひとりとして活躍しましたが、九州征伐の途中、熱病にかかり、この勝央町でなくなったといわれています。小山町が坂田公時(金太郎)の生誕の地であり、勝央町が終焉の地であることから、姉妹縁組を結んでいます。
公式HP | http://www.town.shoo.lg.jp/ |
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平成24年(2012年)9月21日、小山町制施行100周年と福知山市制75周年を記念して、「観光友好都市提携」と「災害時の相互応援協定」の調印を行いました。金太郎(坂田金時)が鬼退治をした地として、昭和57年(1982年)5月29日、当時の京都府加佐郡大江町(現福知山市)と観光友好提携をしていましたが、両市町の節目の年に、更なる交流の発展を約束しました。
公式HP | https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/ |
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