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巡るご縁(らしんばん)

ページID:0005630 更新日:2026年5月1日更新 印刷ページ表示

 多世代交流拠点「谷戸山のいえ」としてよみがえった菅沼の古民家。取材や見学も多く、交流拠点の役割を果たしている。
 さて、古民家の玄関をくぐると、広々とした土間に一枚板の大きなテーブルが目に入る。このテーブル、もともとの所有者は、私の県議時代の知人で県議会議長を務められた袋井市の奥之山隆氏である。奥之山氏が視察で大分県を訪れる機会があり、由布院で山里の雑木を素材にした木の工房に案内され、そこで目にした大テーブルに心惹かれ、購入したという。
 その視察に案内役として同行した県職員が、現在の溝口小山町参与だった。昨年、溝口参与が奥之山氏の自宅を訪問した際、主人の活動の一端を担い、役割を果たしたといわんばかりに鎮座していた大テーブルに再会した。これこそ古民家の遺風に相応しいテーブルと直感した溝口参与が奥之山氏に寄付をお願いしたところ、ありがたいことに二つ返事で受けてくれたという。
 実は、20年以上前に奥之山県議から「県職員に面白いやつがいる。」と紹介されたのが溝口氏であった。巡る縁。古民家からもきっと新たな縁が芽生え、人と人を優しく包んでくれるだろう。