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ついこの前まで寒風の中で水菜を摘む人でにぎわっていた田んぼが、菜の花に覆われた。北駿で春を感じる場面の一つだ。
なぜだろう。この時期になると一年を振り返ることが多い。新しい出会いもあるが、歳に応じて別れも少なくない。柄にもなく感傷に浸りながら庭に目を落とすと、昨年まいた種がしっかり芽を出していた。
私が目標とした小山町再稼働は仕上げの一年に入る。
「小山町 人口減少 待ったなし」。先日、地方紙の一面を飾った記事に動揺が走った。
施策として働く場所づくり、移住定住促進、子育て支援、教育に重きを置いた。人口増につながる対策として多くの事業に予算を投じてきた。しかし、花や野菜のようにすぐには芽を出してはくれない。相当の覚悟が必要だ。
町を元気にするための終わることのない挑戦。
4月は気合を入れ直す、船出の月なのだと実感している。