小山町有林J-クレジットの販売について
小山町有林J-クレジットの購入をご希望の方はこちらをご覧ください。
小山町有林J-クレジットについて
小山町の森林について
本町の総面積は13,574haであり、そのうち森林面積は約9,000haで総面積の約67%を占めており、ヒノキを主体とした人工林を形成しています。一方、三国山稜の尾根沿いや南斜面にはブナ、ミズナラを中心とする天然林があり、亜高山の鳥であるルリビタキなどが生育しています。
森林面積のうち、国有林が約3,000ha、民有林が約6,000haであり、このうちヒノキを主体とした人工林が約3,000haと過半を占めています。また、人工林の多くが資源として成熟している状況となっています。
町内の富士山の火山砕石物(スコリア)が厚く堆積している地域では、度々山地から土砂が流出し、被害が発生しています。そのため、土砂災害防止機能等の森林の多面的機能を高めるため、森林の集約化を図りつつ、間伐等の森林整備を推進するとともに、地域の木材産業の振興のため木材の搬出(有効利用)を推進しています。
また、町内には、須走地区、大御神地区、上野地区等に町が管理する町有林があり、地域の規範となるような森林を目指して整備しています。
小山町有林J-クレジットとは
小山町においては、平成31年1月に須走地区町有林(68.71ha)において、適切な森林整備によるCO2の吸収活動(プロジェクト)が、 J-クレジット制度のプロジェクトとして国に認められました。
このプロジェクトの計画に沿って、間伐等の森林整備等を実施したことにより、平成30年度〜令和5年度分のCO2吸収量として、1,047t-CO2(うちバッファー管理分31t-CO2)のJ-クレジットが認証・発行され、そのうち1,016t-CO2が販売可能となりました。
本町では、このクレジットを町内企業や団体の皆様へ販売いたします。本町のクレジットの活用を是非ご検討ください。
※J-クレジット制度の詳細は、J-クレジット事務局のWebサイト(こちら(外部リンク))をご覧ください。
また、クレジットの活用については、同Webサイト(こちら(外部リンク))を御覧ください。
登録プロジェクトの基本情報
プロジェクト名:小山町有林の適正な森林整備によるCO2吸収プロジェクト
認 証 対 象 期 間:平成31年4月1日〜令和8年3月31日
対 象 森 林 所 在:小山町須走地区(町有林)
面 積:68.71ha
主 要 な 樹 種 等:ヒノキ・スギの育成林
モニタリング報告書は、こちら(J-クレジット制度事務局Webページ(外部リンク))をご覧ください(現在、J-クレジット制度事務局で公表準備中です)。
プロジェクト登録箇所の地図、航空写真
※国土地理院地図Vectorの標準地図及び写真(出典)を加工して作成
クレジットの認証情報
認証申請日:令和6年11月25日
認 証 量:1,047t-CO2(うちバッファー管理分:31t-CO2)
J-クレジットの購入方法について
現在販売可能な数量・販売単価・対象者について
(令和7年2月3日更新)
販売可能数量:1,016 t-CO2
販売最小単位:1t-CO2
販 売 単 価:13,000 円(税抜き)
販 売 対 象 者 :小山町内に事業所が所在する事業者及び団体等
ご購入までの流れ
1 購入の申し込み
購入を希望される方は、添付書類を添付の上、購入希望申込書(様式第1号)を林業振興課に提出してください。
・小山町町有林J-クレジット購入申込書(様式第1号).doc
・添付書類(様式第2号、様式第3号).doc
2 購入者の決定
申し込みの内容を審査の上、購入の可否について申込みをいただいた方に通知します。
3 売買契約の締結・売買代金の納入
購入者と町で売買契約を締結し、町が発行する納入通知書にて売買代金を納入していただきます。
4 J-クレジットの移転
代金の納入を確認後、町から購入者にJ-クレジットの移転又は、購入者の希望により町が代理無効化を行います。
5 販売証明書の発行
購入いただいた方に町から販売証明書を発行します。
関係要綱
販売実績について
(令和7年2月3日時点)
販売実績とご購入いただいた企業・団体等について公表しています。
現在、販売した実績はありません。
クレジットの売却益の活用方針について
クレジットの売却益については、「小山町J-クレジット基金」に積み立て、以下の目的に活用します。
町有林整備事業
小山町内には、町が所有し、管理をしている森林があります。そのうち特に人工林については、定期的に森林施業を行う必要があります。また、森林施業を行うことで、森林の持つ多面的機能(山崩れや土砂の流出を防ぐ機能、生物多様性の保全や二酸化炭素を吸収するなど地球環境の保全をする機能など)を増進するととともに生産された木材資源を地元に供給するなど地域の規範となるような森林を目指しています。この森林施業に要する費用にクレジットの売却益を活用していきます。
森林整備(間伐)前 森林整備(間伐)後
地域における持続可能な循環型林業の構築
循環型林業とは、森林を伐採し、生産された木材を建築材、木質燃料等に利用しながら、伐採跡地に再び植え育て、森林を世代交代していくことで、木材資源を確保しつつ、多様な森林を維持し、保全していこうとするものです。
小山町の森林は、植えてから50年以上で木材として活用が可能なものが大部分を占めており、資源として充実しています。そのため、間伐(森林の一部を伐採して、密度を調整する作業)や主伐(主に木材として使用することを目的にに面的な伐採や抜き切りを行う作業)を行い、発生した木材を有効活用していく必要があります。この木材の有効活用ができないと、森林を整備する作業のための費用や再び植え育てる費用が捻出できず、森林を健全に保つ林業を持続していくことができません。
そのため小山町では、林業の川上(森林で木を伐採し、丸太を生産する林業)、木材産業の川中(丸太を製材品(柱や板材など)や木質燃料(木質ペレットなど)に加工する林産業)、川下(実需要者(家具・住宅メーカーなど)と消費者)の林業に関係する産業全体の振興を図っており、そのための費用にクレジットの売却益を活用していきます。
地域における資源を循環利用する取組の概要図
お問い合わせ
〒410-1395
静岡県駿東郡小山町藤曲57番地の2
小山町林業振興課
電話 0550-76-6112
FAX 0550-76-2795
E-mail ringyou@fuji-oyama.jp