金太郎ビジネス

 九州新幹線全線開業に向け、「くまもとサプライズ」県民運動を進めるにあたり誕生した熊本県のキャラクター「くまモン」。先日、このくまモンがデビューからの13年間で1兆3千億円の経済波及効果をもたらしたという記事を目にした。
 県は当初、キャラクターデザインの提案に戸惑いながら、蒲島郁夫知事の決断により受け入れたという。ゆるキャラを、売るキャラに変えた職員の努力と、くまモンの稼ぎっぷりに今さらながら驚く。
 金太郎の生誕地伝説は各地にある。 平成24年に小山町は「金太郎生誕の地おやま」を商標登録した。何とか生かす方法はないだろうか。
 この4月には「まちづくり公社」を立ち上げる準備に入る。日常にサプライズの種を見つけ、それを育て、広める。地域の再発見をし、魅力をアピールしたい。
 サプライズでお迎えをするという「くまもとサプライズ」。くまモンに追いつけ、追い越せの勢いで「おやまサプライズ 金太郎ビジネス」に取り組んでいこう。金太郎がわが町の稼ぎ頭になるのも夢ではないと信じている。