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富士山と共にあるまち おやま

 富士山閉山式が9月10日に須走浅間神社で挙行されました。今年は、マイカー規制期間の短縮やシャトルバス乗り換え駐車場の無料化などを実施した結果、須走口からの登山者数はコロナ禍前とまではいきませんでしたが、昨年比では大幅に増加しました。ただ残念ながら、疲労による救助要請が多数あり来年に向けた課題も残りました。
 また、今まで5合目から頂上に向かう登山道は閉山日をもって閉鎖されていましたが、今年は、静岡県や町、関係者が協力し、本6合目までの開山期間の延長を社会実験として実施し、須走口周辺の初秋の富士山を楽しむ方々の希望に沿うことができました。
 現在、5合目入り口に環境省の(仮称)富士山須走口インフォメーションセンターの建設工事が進められており、来夏開山時にはオープンする予定となっています。この施設には、多言語対応のモニターが設置され、富士山頂リアルタイム情報、登山道情報、天候情報などが登山者や来訪者に提供される他、案内カウンターなども設置されて須走口の魅力が更に増大します。
 なお、8月23日から24日にかけて小山町国際友好協会のご協力により、ウクライナ大使館の皆様9人が須走口から登頂し、山頂で御来光を楽しむとともに、ウクライナ国旗を掲げてロシアによる軍事侵攻に苦しめられているウクライナに、早期に平和が訪れることを祈願しました。