年頭の辞

 新年明けましておめでとうございます。
 皆様におかれましては、希望に満ちた新春をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
 昨年は、新型コロナウイルス感染拡大により、経済・社会・教育・医療等の多くの分野で影響を受け、本町では感染防止対策や経済対策などに取り組んでまいりました。そのような中、東京2020オリンピック・パラリンピック自転車ロードにつきまして、町民の皆様の御協力により成功裡に実施できましたことに、厚く御礼申し上げます。 
 さて、本年ですが、コロナワクチン3回目の接種を2月中旬から7月中旬までの期間で行う予定です。医師会の先生方、そして婦人会等々の皆様に御協力をいただきながら、〝オールおやま〟で安心安全な接種体制を構築し進めてまいります。
 三来拠点事業では、今年度アグリインダストリーエリアに2社着工が予定されています。また、新産業集積エリアへの企業誘致を図るとともに、上野工業団地造成工事を引き続き進めてまいります。林業エリアにつきましては、木質バイオマス発電所の暫定再稼働に合わせ、官民連携による、当エリア全体を捉えた再生可能エネルギーの活用、及び脱炭素の取り組みを検討いたします。
 (仮称)小山パーキングエリア周辺地区では、秋に富士スピードウェイ隣接地にホテルが開業し、モータースポーツミュージアムも併設されます。モータースポーツビレッジの開発も進んでおり、モータースポーツの聖地づくりを推進してまいります。
 オリンピック・パラリンピックのレガシー構築及び観光と自転車、陸上競技等スポーツを結び付けた、スポーツツーリズムによるまちづくりを推進するため、町の機構改革を行い、スポーツを通じた町の活性化を図ってまいります。
 また、ツアーオブジャパン富士山ステージを更に充実させ、オリンピック開催会場となった本町の魅力を高めていくとともに、スポーツ文化振興基本条例に基づき、多目的広場にジョギングコースを整備し、またアートビレッジ事業を継続・拡充し、スポーツ、文化芸術の振興を図りながら、町民の皆様の健康づくりに繋げていきます。
 そして、地方自治体のデジタル化が求められている今、「小山町デジタル・トランスフォーメーション(DX)ガイドライン」に基づき、「デジタルで人と地域が繋がるまち 小山町」を基本理念とし、町民皆様の視点を最重要に考慮しながら、デジタルの活用による、行政サービスの一層の向上を目指します。
 春にはいよいよ「すがぬまこども園」が新園舎となり開園いたします。子どもたちは町の宝でもあります。新しい園舎で、子どもたちが元気いっぱいに過ごしてくれることを期待しております。
 本町は本年、町制施行110周年を迎えます。これまで町の発展のため御尽力いただいた皆様に心から感謝申し上げるとともに、これからも町民の皆様の幸福度向上を図るため、精一杯町政に取り組んでまいりますので、皆様の御理解、御支援、そして御協力を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。 本年が町民の皆様にとって、素晴らしい未来につながる1年となりますことを心から祈念いたしまして、年頭の挨拶とさせていただきます。