@ 生活環境向上ゾーン |
現在の4地域の中心及びその周辺に拡がる住宅地(主に現在の市街化区域)と、近年宅地開発が進んできた富士小山わさび平地区や須走の紅富台等は、生活環境向上ゾーンとして位置づけます。
道路、公園、下水道等の生活基盤施設の整備や計画的な住宅・宅地供給、公共・公益施設の充実など、生活者の視点に立った環境整備を図ります。また地区計画の導入などにより、防災性の向上、美しい街並みの創出等による生活の質の向上を推進します。
こうした施策により、人口減少に歯止めをかけ、町民の生活環境向上を図ります。 |
A 商業機能活性化ゾーン |
小山地域の(県)沼津小山線沿道、駿河小山駅周辺及び須走地域中心部の商業機能の集積地は商業機能活性化ゾーンとして位置づけ、商業機能の再生を図ります。
消費動向の変化に伴って低下してきた商業機能を見直し、日常生活に必要な商業サービスの充実により、商業の活性化を図ります。
また、商工会活動の活発化と観光をはじめとする各種産業間の連携を図り、地域の特性に応じた商業施策を推進します。さらに、空き店舗などを利用した生活サービス事業や高齢化に対応した配達サービスの実施など、独自の商業サービスを促進します。 |
B 工業機能ゾーン |
既存の富士小山工業団地、ハイテクパーク富士小山等の工業団地及び新たに計画されている大胡田地区の工業団地は、工業機能ゾーンとして位置づけ、居住環境やレクリエーション施設など快適な定住環境の整備とあわせて、企業の立地誘導に努めます。
また、敷地内の緑化などにより、周辺環境との調和を図るとともに、環境負荷の軽減、省資源、省エネルギー化の促進に努めます。 |
C 研修・研究機能ゾーン |
企業の研修・保養施設の立地が進められてきた東富士リサーチパーク及びその周辺等は研修・研究機能ゾーンとして位置づけ、今後とも、敷地内の緑化などにより周辺環境と調和した豊かな自然環境を守りながら、その機能充実を図ります。 |
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良好な自然環境を有する東富士リサーチパーク |
D 複合機能ゾーン |
北郷地域から小山地域にかけて拡がる湯船原地区は、平地の少ない本町のなかでは、比較的平坦でまとまった面積を有する開発可能地であり、首都圏への近接性と自然環境の良さを背景として、過去、「湯船原ニュータウン開発構想」が持ち上がってきました。その後の経済情勢や周辺環境の変化に伴い、同事業は現在までには実現に至っていませんが、湯船原地区の開発の可能性自体は、何ら否定されるものではありません。
地区内に計画されている第二東名自動車道の開通を本町の発展に結びつけるために、湯船原地区を各種機能を兼ね備えた複合機能ゾーンとして位置づけ、第二東名自動車道及び開放型休憩施設の事業実現と歩を一つにした整備のあり方を、官民あげて検討します。
また、足柄地域における新宿区立足柄学園跡地や温泉会館構想地等にかけての周辺地区を、文教厚生施設や住宅などを兼ね備えた複合機能ゾーンとして位置づけ、その機能充実を図ります。 |
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湯船原地区における複合機能の整備構想 |
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