@ 自然的、農業的土地利用ゾーン |
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● 自然環境保全ゾーン |
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三国山系における斜面緑地及び森林地域は自然環境保全ゾーンとして位置づけ、豊かな自然環境を将来にわたっても維持していきます。
このゾーンにおいては、自然環境の維持・保全を図るとともに、森林が持っているさまざまな機能(水源涵養、大気浄化、災害防止、風致保全、保健休養、木材生産等)を環境資源として活かしていきます。 |
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● 農業緑地形成ゾーン |
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本地域の農業基盤整備事業地区及び地域全域に拡がる農用地は、その豊かな自然性を活かした農業緑地形成ゾーンとして位置づけ、農産物の生産機能の向上を図ります。
また、農産物の生産機能を維持しながら、ふれあい農園や市民農園など新たな利用方法についても検討します。 |
A 都市的土地利用ゾーン |
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● 生活環境向上ゾーン |
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北郷支所周辺に拡がる住宅地(主に現在の市街化区域)及び近年宅地開発が進んできた富士小山わさび平地区、及び現在の市街地に隣接する一色島土地区を、生活環境向上ゾーンとして位置づけ、住宅の整備を図っていきます。
区画整理事業などにより、面的な道路、公園、下水道等の生活基盤施設の整備や、計画的な住宅・宅地供給、公共・公益施設の充実など、生活者の視点に立った環境整備を図ります。また地区計画の導入などにより、防災性の向上、美しい街並みの創出等の生活の質の向上を推進します。 |
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● 工業機能ゾーン |
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既存の富士小山工業団地等の大規模工場周辺及び新たに計画されている大胡田地区の工業団地は、工業機能ゾーンとして位置づけ、それぞれの持つ工業機能の充実に努めます。また敷地内の緑化などにより、周辺環境との調和を図るとともに、環境負荷の軽減、省資源、省エネルギー化の促進に努めます。 |
● 研修・研究機能ゾーン |
企業の研修・保養施設の立地が進められてきた東富士リサーチパーク及びその周辺等は研修・研究機能ゾーンとして位置づけ、今後とも、敷地内の緑化など周辺環境と調和した豊かな自然環境を守りながら、その機能充実を図ります。 |
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● 複合機能ゾーン |
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本地域から小山地域にかけて拡がる湯船原地区は、平地の少ない本町のなかでは、比較的平坦でまとまった面積を有する開発可能地であり、首都圏への近接性と自然環境の良さを背景として、過去、「湯船原ニュータウン開発構想」が持ち上がってきました。その後の経済情勢や周辺環境の変化に伴い、同事業は現在までには実現に至っていませんが、湯船原地区の開発の可能性自体は、何ら否定されるものではありません。
地区内に計画されている第二東名自動車道の開通を本町の発展に結びつけるために、湯船原地区を各種機能を兼ね備えた複合機能ゾーンとして位置づけ、第二東名自動車及び開放型休憩施設の事業実現と歩を一つにした整備のあり方を、官民あげて検討します。 |
B その他の土地利用ゾーン |
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● 大規模観光交流拠点活用ゾーン |
本地域に位置する富士スピードウェイ、日本一広い公園墓地である冨士霊園は、自然環境の良さともあいまって、首都圏から多くの観光客等を誘致しています。今後、第二東名自動車道の整備及び開放型休憩施設の設置が実現すれば、広域的な交流機会はさらに増大するものと考えられます。
そのため、この周辺を大規模観光交流拠点活用ゾーンとして位置づけ、富士スピードウェイの改修や周辺整備について検討します。
また増加が予想される自動車交通に対しては、渋滞解消のための交通アクセスの検討や道路網の整備を図っていきます。 |