@ 自然的、農業的土地利用ゾーン |
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● 自然環境保全ゾーン |
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国道246号以北の三国山系・丹沢山地、東名高速道路以南の箱根外輪山・足柄山嶺における斜面緑地及び森林地域は自然環境保全ゾーンとして位置づけ、豊かな自然環境を将来にわたっても維持していきます。
また、現在市街化区域(第一種中高層住居専用地域)に指定されているものの、急峻な地形条件により市街化が進展しておらず、将来においても市街化の可能性の低い七曲、谷戸林地区は自然環境保全ゾーンとして位置づけていきます。
このゾーンにおいては、自然環境の維持・保全を図るとともに、森林が持っているさまざまな機能(水源涵養、大気浄化、災害防止、風致保全、保健休養、木材生産等)を環境資源として活かしていきます。 |
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● 農業緑地形成ゾーン |
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本地域の農業基盤整備事業地区及び地域内を流下する鮎沢川及び須川沿いに拡がる農用地は、農業緑地形成ゾーンとして位置づけ、農産物の生産機能の向上を図ります。
また、農産物の生産機能を維持しながら、ふれあい農園や市民農園など新たな利用方法についても検討します。 |
A 都市的土地利用ゾーン |
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● 生活環境向上ゾーン |
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現在の市街化区域、及び土地区画整理事業構想のある中島・柳島地区、地元より住居系の開発要望の声が上がっている城山地区については生活環境向上ゾーンとして位置づけます。
道路、公園、下水道等の生活基盤施設の整備や計画的な住宅・宅地供給、公共・公益施設の充実など、生活者の視点に立った環境整備により、人口定着、商店街の再生を図り、地域コミュニティの確立を目指します。また地区計画の導入などにより、防災性の向上、美しい街並みの創出等の生活の質の向上を推進します。 |
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● 商業機能活性化ゾーン |
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(県)沼津小山線沿道、駿河小山駅周辺の商業機能の集積地は、商業機能活性化ゾーンとして位置づけ、商業機能の再生を図ります。
消費動向の変化に伴って低下してきた商業機能を見直し、日常生活に必要な商業サービスの充実により、商業の活性化を図ります。 |
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● 工業機能ゾーン |
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ハイテクパーク富士小山等の工業団地は、工業機能ゾーンとして位置づけて、工業機能の充実に努めます。また敷地内の緑化などにより、周辺環境との調和を図るとともに、環境負荷の軽減、省資源、省エネルギー化の促進に努めます。 |
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● 複合機能ゾーン |
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本地域から北郷地域にかけて拡がる湯船原地区は、平地の少ない本町のなかでは、比較的平坦でまとまった面積を有する開発可能地であり、首都圏への近接性と自然環境の良さを背景として、過去、「湯船原ニュータウン開発構想」が持ち上がってきました。その後の経済情勢や周辺環境の変化に伴い、同事業は現在までには実現に至っていませんが、湯船原地区の開発の可能性自体は、何ら否定されるものではありません。
地区内に計画されている第二東名自動車道の開通を本町の発展に結びつけるために、湯船原地区を各種機能を兼ね備えた複合機能ゾーンとして位置づけ、第二東名自動車道及び開放型休憩施設の事業実現と歩を一つにした整備のあり方を、官民あげて検討します。 |