観光・文化

金時山

金時山イメージ金時山イメージ

箱根外輪山の最高峰1,212mの金時山は、江戸時代までは猪鼻(いのはな)山と呼ばれていました。近世後期に、足柄山の金太郎として有名な坂田金時の伝説がこの附近に定着して以後、金時という名が使われるようになりました。

山頂からの眺望は、眼下の芦ノ湖と仙石原などの風景や、富士山をはじめ丹沢、南アルプス、伊豆の山など360度のパノラマを楽しめます。

登山には足柄峠から、足柄城に付属した猪鼻砦跡(丸鉢)経由のコースが一般的です。新柴(あらしば)からの道は距離も短く、途中金時山の山名の期限と密接な関わりのある「公時(きんとき)神社」跡を経由して山頂に至る静かなコースである。両コースとも山頂直下の鳥居から上は急斜面で鎖場などもあり、登下山の際、転落や落石にはくれぐれも注意してください。

この金時山の頂上には2つの茶店があります。
そのひとつ金時茶屋には「金時娘」と親しまれている小見山妙子さんが茶店を守っています。

 

金時娘のプロフィール

小見山妙子さんは1932年(昭和7年)に足柄村(現在の小山町)の桑木に生まれました。父が経営していた、この金時茶屋には13歳のときに入りました。

少女のときから金時茶屋を守っているため、「金時娘」の愛称で呼ばれています。この妙子さんをお目当てに山を訪れる人も少なくありません。

これまでに、天皇陛下が皇太子殿下時代(昭和25年)に、常陸宮殿下が義宮時代(昭和34年)に、また、現皇太子殿下も。美智子妃殿下も結婚前に数回訪れられています。

他にも、読売巨人軍の長嶋監督は、現役時代の昭和37年から41年まで仙石原で自主トレの際に毎年訪れていました。さらに茶店には各界有名人のサイン色紙が所狭しと並んでいます。

また、作家井上靖氏が昭和27年に発表した「山の少女」の主人公 小早川那美子は妙子さんがモデルとなっています。

妙子さんの父 小見山正さんはかつて、富士山の強力をしていました。その父が新田次郎の「強力伝」の主人公の小宮正作として登場しています。小説の中には、正作(正さん)が長野県北アルプスの白馬岳(2,933m)に花崗岩と銅板の風景指示盤(胴石65貫=240kg)を2回に分けて背負ったことが書かれています。…実話です。

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