平成23年度 小山町「税に関する作品」受賞者

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■習字の部

 

小山町長賞  梶 実沙(北郷小学校)

 

 

小山町長賞  岩田 彩加(北郷小学校)

 

 

小山町長賞  吉野 仁(須走小学校)

 

 

 

■ポスターの部

 

小山町長賞  岩田 彩加(北郷小学校)

 

 

小山町長賞  勝又 姫夏(北郷小学校)

 

 

小山町長賞  糸賀 千晴(明倫小学校)

 

 

 

■作文の部

 

小山町長賞  土屋 勇介(北郷中学校)

 

   税で広がる故郷への恩

                     小山町立北郷中学校三年A組

土 屋 勇 介                

 

 「あ!バックネットが取り壊されてる!」

何十年も前、僕が生まれる前から野球部の一員として活躍してくれたバックネットがとうとう役目を終えた。

家に帰り、お母さんとそれについて話した。

「お母さん、新しいバックネットはいつできるかな?」

「分からないよ。でも、小山町すごいよね。台風被害で予算が足りてないはずなのに、バックネットを造ってくれるなんて。」

確かにそうだと思った。小山町は台風九号の被害を受けて、予算に余裕がないはずだった。僕は、小山町がどこからお金を出しているのか疑問に思い、調べてみることにした。

地方税(地方公共団体に納める税)の市町村税には主に二つの種類がある。一つは住民税という市町村内に住所のある個人や法人にかかる税と、固定資産税という土地や建物などを所有しているときにかかる税である。他にも、たばこにかかる市町村たばこ税や、足柄温泉のような温泉地の温泉に入浴したときにかかる入湯税など税はたくさんあって、パッと聞いてもよく分からなかった。ただこれだけは言える。僕達中学生は税金を払っていない。しかし、両親のように働いている人達は汗水流しながら生活し、さらに税金を納めてその税金から僕達子どもの医療費などが出されている。また、今回のバックネットの仕事もそのような税金で建てられているものだ。いま僕達ができることは、前のバックネットと同じように何年も何十年もずっと使えるよう、大切に扱っていくことだと思う。

では将来、僕達が小山町のためにできることはなんだろう?と考えた。やはり一番良いのは、小山町に住み、しっかりと税金を納めることだと思う。しかし、もし小山町に住むことができなくなってしまったときにどうやって貢献すれば良いか分からなかった。そこでお母さんに聞いてみた。

「何か良い方法はないかな?」

「う〜ん、あ!ふるさと納税なんかどう?」

ふるさと納税?聞いたことがない。お母さんの話からふるさと納税とは、住民税の一部を故郷の自治体に納税することができる制度で、納税した額に応じて所得税や住民税が減額されるという利点もあるものだ。口蹄疫で大きな被害を受けた宮崎県では、ふるさと納税により、昨年度の四倍の納税があったそうだ。もし小山町にこの制度が導入されれば、僕はこれを利用して、お世話になった小山町に恩返しすることができると思う。

今、東日本大震災の復興に税は大変重要な役目を背負っている。今の日本は山と谷で言えば、谷にいるかもしれない。しかし、これから僕達が働き、一人一人が自覚を持って税を納めていくことが、この目の前にある高い山に近づく第一歩であり、子どもの頃にお世話になった故郷、そして日本への最低限の恩返しだと僕は信じている。

 

 

 

 

小山町長賞  長田 智貴(北郷中学校)

 

   税に込められた意味

                         小山町立北郷中学校三年B組

   長 田 智 貴

 

 ある日、自分の部屋のそうじをやっていた。

そして机の周りを片付けていると、二、三個の段ボールが出てきた。中には小学校一年の時からの教科書やノートがずっしり入っていた。

(なつかしいなあ)

そんな思いが込み上げてきて、教科書をしばらく読んでいた。すると裏表紙に小さく、こんなことが書かれているのに気づいた。

「この教科書は、これからの日本を担う皆さんへの期待をこめ、国民の税金によって無償で支給されています。大切に使いましょう。」

この文章を読んで、しばらく考えさせられた。特に「これからの日本を担う皆さんへの期待をこめ」という言葉に一番考えさせられた。小学校の時から、「教科書は全国の人達が出してくれたお金で君達に買っているんだよ。」ということは教わっていたが、僕達に大きな期待がかけられているとは思ってもみなかった。見ると教科書はページの端が破れていたり、落書きがあったりした。教科書にも悪いことをしたと思っているし、何よりこの教科書のために納税してくれた方にも申し訳ない気持ちになった。

僕達のために使われている税金は教科書だけではない。例えば、僕達の住んでいる小山町では、中学三年生まで医療費が無料だ。僕達は当たり前のような気持ちで、得をした気分になっているが、これも国民の税金によって支払われているものだろう。普段の生活で当たり前のように使われているからつい僕達は、「税金」という言葉があることを忘れがちになっているところがある。これは「食」に関しても同じことだと思う。牛や豚、たくさんの野菜などが自分の命を犠牲にして僕達の命となってくれている。「税金があるから・・・」、「自分の命となってくれるものがあるから・・・」といった、感謝の気持ちを持つことも大切なことだと思う。

教科書に使われている税金も、医療費に使われている税金も、どちらもこれからの日本を担っていく立場にある僕達への期待が込められているのだと僕は感じた。

以前までの僕だったら、税金のおかげで心地良く生活できるのは当たり前だと思っていたのに違いない。しかし今回、改めて税についてよく考えてみると、これからは、税に込められた意味を十分に考えてから生活する必要があるのだということに気づいた。税に込められた期待に将来応えることが自分達のやるべき役目なのではないかと思う。そして将来僕達が大人になった時に、現在の気持ちを持ちつづけて、気持ち良く納税をして、これからのより良い日本を築いていくことが、自分達ができる国への恩返しだと思う。

現在日本は、東日本大震災の影響で一日も早い復興が求められている。この復興の中心となるのは、僕達の世代なのだという自覚を持って、これからの日本を支えていきたい。

 

 

 

 

小山町長賞  藤原 匠(北郷中学校)

 

    明るい未来のために

                   小山町立北郷中学校三年B組

藤 原   匠

 

 学校からの帰り道、ふと空を見上げた。もううす暗い時間帯だったが、そこには、光り輝く街灯が並んでいた。視線を前へ戻すと、歩道が明るく照らし出され、しばらく先まで見通すことができた。

「ずいぶん明るいね。」

隣を歩く友人に問いかけると、彼も笑顔で同意してくれた。それを確認してから、僕は再び歩き始めた。・・・・・それから数分後、通学路を歩く僕は、あることに気づいた。いつも何気なく通る道―うす暗く、少し怖い道―が、先程から続く街灯によってなおも明るい。普段なら何ということもない、当たり前の光景。しかしうす暗い道では、その光がとても優しく、暖かいものに感じられた。

どこまでも続く街灯や、舗装された道路。これらはほとんど、僕たちの税金で整備されている、というのは常識。僕もその事実くらいは知っている。だが、それをどこまで生活の中で実感しているか、と問われると、答えにつまってしまうのは僕だけではないと思う。

近ごろ、若者の間では、税金を払うことに抵抗を感じている人が増えていると思う。なぜなら、街灯や道路の整備の他に、目に見える変化がほとんどないからである。中学生、高校生を含む若者にとって、整備された道路、というのは物心ついたときからあり、それほど珍しいものではない。つまり今、若者の中には税金が何に使われているか知らない人や、税金への関心が薄くなっている人がいるということだ。これは非常に危険な事態だ。もしかすると将来、税金を納めない人が増えてくる可能性もあるのだ。

ところが今年、そんな事態を抜け出す転機ともなるようなことが起きた。・・・・・東日本大震災である。これまでの若者にとって漠然としていた税金の使い道が、大きな被害を受けた東北地方の復興という形ではっきりしたのだ。何に使われるのかわからない税金を払い続けることより、今困っている同じ日本の人々のために税金を払うことの方が、同じ税金でも払う人たちの意識は大きく変わってくると思う。しかし、規模が大きくなっただけで税金のはたらきはこれまでと変わらない。

「困っている人のために、一人ひとりがお金を出し合い、補っていく。」

これこそ、税金の本来の意味なのではないだろうか。ならば、僕たち若者にとって、税金を納めることをためらう必要はもうないはずだ。

人は、一人だけでは決して生きてはいけない。だからこそ、互いに支え合い、助け合って生きていく。税金は、その最も身近な例と言って良いだろう。誰かのために払った税金は、必ず自分のもとへ返ってくる。つまり税金を払うことは、他の人の笑顔となり、やがて自分の未来を明るくする。ならば、僕のすることは決まっている。税金を納め続けることだ。誰かのために。自分の未来のために。

 

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税務課

T E L:76−6103

更新日: 平成231129

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