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小山町長賞作品
題名 「税に支えられている福祉」
小山中 木村 朱里
福祉に関心をもっているわたしは、今までに何回か障害を持った人たちが生活している施設へ行ったことがあります。そこには、広い食堂やお風呂、多くの寝室等がありました。そこでは、何十人もの人が集団で生活をしているのです。
施設の人と一緒に作業しながら話 をしていると、とても楽しくなりました。笑い声が絶えることなく、わたしまで笑顔になり穏やかな気持ちになりました。
職員の方から「こんな風に施設が整ってきたのは、国や町からの補助金があるからなんだよ。」と教えていただきました。この時は、補助金の意味がよくわからなかったのですが、後に税の学習をして、この補助金は税によって人々から集められたものだということを知りました。
わたしはそれまで、税についてほとんど興味がありませんでした。税はわたしたちの生活とは関係がないものと思い込んでいたからです。
でもそれは違っていました。新学年になるたびに配られる教科書も机やいすも、税によって用意されたものだったのです。わたしたちの教育のために、多くの税が使われていることを初めて知りました。
身近になった税についてもっと知りたいと思ったわたしは、町で発行している広報誌で町の財政について調べてみました。すると、小山町は昨年度、歳入の半分を町税でまかない、歳出では一般会計から民生費として十三億二千万円を支出し、また特別会計から老人保険に十六億円を費していました。わたしが以前にボランティアで訪れたことのある町の老人施設も、わたしの祖父母たちも支えられていたのです。老人施設内の設備や医療器や車いすなど、税はお年寄りの方々の生活の土台となり、手足にもなるのです。そして、笑顔の元にもなっていたのです。お年寄りや障害をもった方々にとって、税は本当になくてはならないものなんだと改めて感じました。
高齢化は今、国全体の問題であり、また他人ごとではありません。老人施設でのお年寄りの姿は、将来のわたしたちの姿でもあるのです。日本の国民の一人一人が現代社会での一番の課題である社会福祉を見つめ直し、その対策のために、もう一度しっかり考えることが大切なのだと思います。
わたしは施設を訪れたときに見た多くの方々の笑顔が好きです。また「ありがとう」と言われた時のうれしさを忘れられません。税について知ったわたしは税に「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えたいです。
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