小山町 町長室 おやまを導くらしんばん

らしんばん(町長のエッセイ)

運動会

 小学生のころのこと。運動会には、親が手作り弁当と色づいた柿や栗を持って応援に来てくれた。一緒に食べるのが楽しみだった。

 中学生になると、大人に近づいた気分を味わった。紅組・白組それぞれの応援団長の下で、応援合戦やエール交換をした。1年生の時は、全校男子で競う棒倒しや騎馬戦で、体の大きい3年生には恐怖を感じたりもしたものだ。

 地区の体育大会もなつかしい。区民大会が近づくと、子供たちは連夜、公民館で応援歌の練習に励んだ。「♪ここは北郷の中堅のその名は高き我が一色…」。青年団の熱心な指導で、腕を振りながら繰り返し歌った。

 思い出の中の運動会はすべて秋だが、近年は春~初夏の開催が珍しくない。今年もいくつか参加したが、北郷中の運動会は印象に残るものだった。勝俣校長の大英断「雨天決行」。

 準備、競技、応援のすべてに苦労があっただろう。だが、悪天候の下で事を成し遂げた経験はきっと、生徒にとり、人生の糧、そして未来への褒美になると信じる。

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