小山町 町長室 おやまを導くらしんばん

らしんばん(町長のエッセイ)

懐かしの灯り、今も

夕食を済ませ、子供達ははしゃぎながら蛍を追いかける―。子供の頃の懐かしい思い出だ。

 昨年、多目的グランド横の「ホタルの里」へ孫を連れて行った。3才に満たない子にも幻想的な蛍火は印象的だったようだ。その後、グランドを通ると「ホタルが光ってたよね」と言うのだ。 ホタルを観察できる水辺を町内に増やしていこうと、ホタル愛好者と職員が協働して取り組んできたホタルの里づくり。その一端は、町内の幼稚園、保育園の子供たちが担っている。各園の水槽でホタルの幼虫の餌となるカワニナを観察しながら育て、放流するのが年中行事となった。 水害からの復興も進み、ホタルが生息する農村環境が全町的に戻ってきたようで、各地でホタルの出現情報を耳にする。ホタルを地域活性化に生かそうと、明倫地区のまちづくり勉強会ではホタルマップが出来上がった。今年は静岡県ホタルサミットが湯船のあじさいまつりに合せて、6月21日に小山町で開催される。紫陽花、ホタル、竹灯篭…。復興の証しを大勢の皆さんに堪能していただきたい。

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