小山町 町長室 おやまを導くらしんばん

らしんばん(町長のエッセイ)

共助(2014年3月)

 経験したことの無い大雪だった。

 須走地区で観光バスの立ち往生の連絡が入った。地区在住の職員は防災センターに集合し、乗客を受け入れ、共に泊り込んだ。翌日は乗客を近くの旅館に分宿させるとともに、区長会や消防団と連携し、逐次情報を役場本庁に入れた。 

 懸命な除雪作業も、なかなか進まない。深刻さを増す須走地区の状況を受けて16日午前8時30分、災害対策本部を立ち上げ、県に自衛隊派遣を要請した。 

 救急車など緊急車両の通行もままならない状況下で、自衛隊の災害派遣部隊はこの上なく心強かった。昼夜を分かたず黙々と作業を遂行していただいた。

 同時に町の職員も頑張った。防災食でしのぎながら、消防団と共に夜を徹して交通整理や安全確保の作業を行なった。区長会、消防団、民生委員、須走消防署、警察、町職員―。それらが一体となった「地区の力」は、災害派遣部隊と同じように頼もしく思えた。 

 ご協力いただいた皆様方へ心から感謝をするとともに、多くの教訓を得、災害対策本部を閉じた。

込 山 正 秀

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