小山町トップ / 町政情報 / 町長室 / らしんばん(町長のエッセイ) / 鮎沢川・酒匂川流域を語る会

小山町 町長室 おやまを導くらしんばん

らしんばん(町長のエッセイ)

鮎沢川・酒匂川流域を語る会

 今年は宝永の噴火から310年の節目。記念事業として「怒る富士」を総合文化会館で上演した。宝永噴火の焼け砂との戦いは、実は現在も続いている。

 2010年9月8日、町は台風によるゲリラ豪雨に見舞われた。後に局地激甚災害の指定を受けるほどの被害だった。鮎沢川の下流の酒匂川には多量のスコリアが流出し、その影響は相模湾の漁業者にも及んだ。いまだに雨のたびに、スコリアが酒匂川を下り、迷惑を掛け続けている。

 町は被災後、下流域の市町に復旧への取り組みを報告し、理解・協力を得ることを目的に「鮎沢川・酒匂川流域を語る会」を催してきた。毎年4月中旬、桜満開の冨士霊園がその会場。5回目の本年は静岡・神奈川両県の副知事を迎えた。

 道路や河川、農業施設の復旧はとうに終ったが、山腹崩壊の復旧はまだ緒(しょ)についたところだ。行政と住民が一体になった山地強靭化への取り組みは高く評価され「強靭化大賞2017表彰式」において地方自治体部門で部門別最高位の金賞を授かった。

 思いは一つ。噴火の焼け砂を負の遺産として次代に残さないよう、今、最善を尽くすことだ。

らしんばん一覧に戻る