小山町 町長室 おやまを導くらしんばん

らしんばん(町長のエッセイ)

富士登山

 今年も小山町と縁がある県外市町の子供たち60人余を富士登山に招待した。富士山が世界文化遺産に登録された2013年に始めたから、早くも5回を数える。

 私は一足早く山頂に向かい、着ぐるみの金太郎と一緒に子供たちを迎えた。疲れ果てて座り込む子、友達と喜び合う子、余力十分とはしゃぎ回る子―。表情は様々だが、どの顔からも達成感が伝わってきた。

 この登山支援は役場職員有志の一大行事だ。日本一の秀峰がある町の職員としての誇りを胸に、今回は50人態勢で登山組、下山組、本部の業務を分担した。

 登山組は8~10人の参加者の前後を挟み、遅い子のペースを守りながら歩を進める。体調を崩して引き返す子には、下山組が5合目の本部まで帯同する。

 無事下山した日の夜には、恒例の歓迎会がある。苦しかったこと、辛かったことも、山を下りれば良い思い出。会は大いに盛り上がった。

 日本一の山に挑んだ自信からか、子供たちは随分と頼もしくなった。過去に、この登山に参加した子供たちもきっと、小山町での経験を糧に、それぞれの課題を乗り越えて、成長してくれていることだろう。

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