収穫

 「富士山麓フロンティアパーク小山」が、4年の歳月をかけて、昨年10月湯船原地区に完成した。三来拠点事業、いわゆる県が進める「内陸フロンティアを拓く」事業の一環だ。

 湯船原地区の開発は、300haと広大な土地を、6つにゾーニングした。この中の1つに、県企業局が、工業団地を造ってから企業を誘致するレディメイド方式で、取り組んでくれた。この企業局の進出が湯船原開発の起爆剤となった。

 町主導の2つの工業団地のうち、新産業集積エリアは9月に完成する。既に2社から進出希望があり最終調整に入っている。もう一方の上野工業団地も、秋口には着工できそうだ。

 三つの工業団地への進出企業には、用地費の40%を県と町が折半するという用地費の補助制度がある。町の負担額は相当な金額だが、ふるさと納税のおかげで基金として確保できた。

 6年前に種をまいたこの事業は、全国でも稀な自治体主導の大規模開発として、各地から注目を浴びてきた。それがようやく花開き、収穫への期待が膨らむ。取らぬ狸の皮算用ではないが、相当な税収が見込めそうだ。

 将来を担う世代に残したいものはたくさんある。工業団地を通じ、活気ある産業と安定税収を小山の次世代に手渡したい。