ふるさと納税

 昨年12月初めから、役場に届く郵便物が尋常ではなく増えた。増加分の大半は「ふるさと納税」のワンストップ特例申請書だった。受け付けた書類は1月末までに処理しなければならない。限られた期間に入力等するには、とにかく人手が必要だった。

 企画総務部長の指揮で、土日もなく職員は一丸で対応した。1カ月足らずで10数万件の処理を終え、寄付いただいた皆様の住む其々の市町村へ書類を返送することができた。あらためて、公務員としての矜恃を持った職員の底力、パワーを見た。

 私がふるさと納税に新たな取り組みをしたのは、将来を憂う思いから、千載一遇の機会と判断したためだ。目を引く特産物が少ない中、職員も工夫を凝らし、精一杯やった。その結果、総務大臣からは名指しで批判を受けた。しかし、川勝知事からは「小山町の言い分も一理ある。もともと総務省が規則を決めるべきだった」と、有難い擁護の発言をいただいた。

 賛否両論ある中で、ここまで頑張った源は、未来を担う子供達へ素晴らしいおやまを託したい、という一念。町のあらゆる施策の背景には、同じ思いが流れている。