小山町 町長室 おやまを導くらしんばん

らしんばん(町長のエッセイ)

躍動(2013年5月)

 薫風漂う季節。孫は鯉のぼりの尻尾をつかんでは、無邪気にはしゃいでいる。この時期、田園風景は実に楽しく、美しい。

 水を張った田。若い苗は波打つ水面に身を任せながらも、しっかりと踏ん張っている。しばらくすると稲の緑は力強さを増し、初夏の風と合唱するかのようにウエーブを起こす。田んぼを眺めながらの朝の散歩は実に爽快。楽しみの一つだ。

 しかし今の職についてから、散歩から遠のいている。運動不足の解消のため、代わりにNHKのテレビ体操を続けている。気を抜かずに手足を伸ばすと、冬でも汗ばむ。朝ラジオ体操の効果が話題になっていたが、納得である。

 先日来、鮎沢川に多くの鯉のぼりが泳いでいる。夢や願いを託されたであろう鯉のぼりを見ると、くつろぎ、こちらも活力が湧く。今年は小山町も大きく事業が動き出す。かつて富士紡績が進出し、わが町に繁栄をもたらした時のように、今再びチャンスが来たような気がする。

 総合計画に掲げた「富士をのぞむ活気あふれる交流の町おやま」の創造に向け、水をいれ、苗を植え、大きなうねりとしたいものだ。

込 山 正 秀

(「広報おやま」2013年5月号)

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