小山町 町長室 おやまを導くらしんばん

らしんばん(町長のエッセイ)

地域外交(2012年10月)

 小山町は二つの外国の都市と交流がある。

 一つは、平成8年に国際友好都市縁組みをしたカナダ・ミッション市。市長夫妻がこのたびの町制施行100周年の記念式典に合わせて来町し、7月末から1週間余り、わが家にホームステイした。企業団地の空洞化、人口減少―。国は違えど、首長の悩みは同じようだ。

 ミッション市との間では、国際友好協会を窓口に両市町民の交流が図られてきた。中高生のホームステイ交流は毎年行なわれている。中学生の時に初めてホームステイを経験したという子どもたちも、今は立派な社会人。市長夫妻と私は、両市町の住民同士の交流を活かし、いっそう親交を深めていこうと、硬い握手で再会を約束した。

 もう一つの友好都市、中国・海寧市とは平成10年に友好交流の意向書に調印をした。現在、学生の交流はあるものの、自治体としての相互交流は途絶えている。友好30周年を迎えた静岡県と浙江省の記念行事の中で、正式な提携を結ぶ準備をしている。

 二都市との相互交流は今後、学生交流を起点に多様な分野に広げていきたい。国の外交が国益を第一とするのに対し、地域交流は心の触れ合いのためにある。地方自治体同士、住民同士だからこそ温め合える縁を大切にしたい。

    込 山 正 秀

(「広報おやま」2012年10月号)

 

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