小山町 町長室 おやまを導くらしんばん

らしんばん(町長のエッセイ)

種まき(2012年3月)

 水菜摘みが始まると、北駿も春遠からじ。やがて聞こえる桜便りは心をなごませてくれるだろう。JR駿河小山駅に始まり、吉久保の県道・中央道沿い、冨士霊園、そして陸上自衛隊富士学校――。標高に沿った桜のリレーは、私のふるさと自慢の一つだ。

 さて、年度末を迎え、新年度予算案を編成した。就任後初の編成作業の中で、将来に向けた種まきの事業をいくつか盛り込んだ。

 8年先には当町域の新東名も供用開始となる。大御神にできるPAへのスマートインターの設置や湯船原の開発可能性調査を手掛けたい。現東名足柄SAのスマートインター設置やRDFセンター周辺の開発計画も進める時がきた。東富士リサーチパーク・わさび平のリニューアルに向け、地区計画の策定準備にも入る。

 菅沼地区の街づくり、金時公園、足柄駅の検討など都市整備の課題は山積み。加えて少子高齢化、定住政策、雇用の確保などへの対応も急がねば――。

 わが町は一昨年、昨年と大きな災害に遭遇した。蓄えも底を突いてきた。だが、お金がなければ今まで以上に知恵を出し、汗を流せばいい。こういうときこそやりがいがある。まいた種を育み、桜に負けない花を咲かせるため、新年度は町おこしが忙しくなりそうだ。

    込 山 正 秀

(「広報おやま」2012年3月号)

   

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