小山町 町長室 おやまを導くらしんばん

らしんばん(町長のエッセイ)

さいと焼(2012年2月)

 子どものころ、1月14日の「さいと焼」が近づくと、竹を運んだり縄飾りを集めたりした。それらは子どもたちの楽しい共同作業だった。

 しかし、生活様式の変化や子供の減少で、さいと焼の準備に子どもたちがかかわらなくなった地区も多いと聞く。

 この4月に町内小学校に入学予定の新1年生の数だが、人数を聞くたびにため息が漏れる。成美小24人、明倫小24人、足柄小16人、北郷小52人、須走小75人――。平成元年と比べると、町全体で4割減った。とりわけ成美小は7割減である。

 町の人口も右肩下がりで、平成元年と比べ約2,000人減少した。JR東海が3月中旬に駿河小山駅を無人化する。聞けば、同駅の一日あたりの乗降客数は元年と比べ約600人減少しているそうだ。

 もう、手を拱(こまね)いている時間はない。新年度には住宅建築相談室を新設する。町民の皆さんの理解と協力をいただき、町の自助努力で定住人口を増やし、人口減少に歯止めをかけていきたい。

    込 山 正 秀

(「広報おやま」2012年2月号)

   

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