小山町 町長室 おやまを導くらしんばん

らしんばん(町長のエッセイ)

時を刻む(2011年12月)

 カチ、カチ、カチ――。時計が秒を刻む。時が過ぎるのを誰も止めることができない。「ついこの前、正月が過ぎたと思ったら、もう新しい年が来るのか」。こんな声が聞こえてくる時期となった。

 疾如風――疾(はや)きこと風のごとし。就任してからもう7カ月なのか、いや。まだ7カ月なのか…。

 今、頭を悩ましていることがある。職員の顔と名前が、いまだ一致しないのだ。

 就任間もないころ、若い職員と懇談の機会を設けた。皆わざわざシールで作った名札を胸に付けてきてくれた。顔と名前を刻み込んだつもりだが、恥ずかしながらさびついた頭には記憶が留まってくれないらしい。

 今のところ、職員の元まで出向き、接する余裕がない。だが、行政は何ごともスピード感が大事だ。ネームプレートに頼らず、相通ずる関係を早く築きたい。職員と一つになり、町を元気にする羅針盤となるためにも。

    込 山 正 秀

(「広報おやま」2011年12月号)

  

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