小山町 町長室 おやまを導くらしんばん

らしんばん(町長のエッセイ)

雨男(2011年9月)

 行事には雨は禁物だ。雨が降らなければ9割9分成功だとも言われる。

 去る5月2日の就任式で、雨男をあえて宣言をした。正直なところ、今まで後援会の行事では、幾度か雨や雪に悩まされた。雨男の所以(ゆえん)だ。

 「御厨(みくりや)の私雨(わたくしあめ)」と言う言葉がある。御殿場線で沼津に通う人が雨の朝、雨傘と長靴で出発しても、沼津駅につくと晴天になっているとか。

 駿河湾からの上昇気流が北に進み、御厨を囲む連山にさえぎられ雨をもたらすと聞いている。雨の原因は私でなく、自然が醸し出す現象と弁解しても、誰しもがうなずいてはくれないのが辛いところだ。あとは神様仏様となるところだが、救いの神が訪れた。

 昨年5月、長男に東京からお嫁さんを迎えた。名前は「はるこ」、晴の子と書く。我が家に来る事が決まり、名前を聞いて小躍りした。嫁が来てからは、内心若干の自信が出てきた。

 7月末開催の富士山金太郎夏まつり。「おやまDEどんぶらこ」は真夏の日差しの下で行なわれたが、表彰式は雨の中。完全な雨男だ。だが会場を変えての夜の部は、最初のセレモニーこそ雨で金太郎ホールでの開催となったが、雨も上がり屋外に移ることができた。

 「だんだん良くなる法華の太鼓」。この源は我が家の嫁の晴子のようだ。

    込 山 正 秀

(「広報おやま」2011年9月号)

    

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