小山町トップ / 町政情報 / 町長室 / らしんばん(町長のエッセイ) / エゾハルゼミ(2011年8月)

小山町 町長室 おやまを導くらしんばん

らしんばん(町長のエッセイ)

エゾハルゼミ(2011年8月)

 去る7月2日、富士箱根トレイル「サンショウバラ観賞ハイキング」に参加することができた。明神峠から入り、三国山を経由して立山に下る。このルートは、出だしから胸突き八丁だ。

 ひたすら足元を見つめ、階段を進む。噴き出す汗をぬぐい、たどり着いた最初の休憩地。疲れを吹き飛ばす景色が目に飛び込んでくる。金時山をはじめ箱根山系を盾に、小山町から御殿場市内までを見渡す一大パノラマ。何度見ても新鮮だ。

 出発の声に腰を上げ、コースを進む。案内役の町の部長や担当者が、咲いている花や木を丁寧に説明してくれる。傾斜は若干緩やかとなり、その声に耳を傾ける余裕も出てきた。

 富士の涼風の心地よさを満喫しながら、ブナの原生林をしばらく歩くと、今度は何か騒がしい鳴き声。カエルかそれともヒグラシか? 後ろを歩く部長いわく「エゾハルゼミです」。その博学さに脱帽した。

 我が家に届いた富良野からの便りに「エゾハルゼミが鳴き出し、北海道も春から初夏の季節です」と綴ってあった。

 北駿のこの地で、北海道の初夏を体感できたサンショウバラとエゾハルゼミツアー。我が町の豊かな自然を町内外の多くの方々と共有していきたい。

    込 山 正 秀

(「広報おやま」2011年8月号)

   

らしんばん一覧に戻る