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所 信 表 明
小山町長 込 山 正 秀
先ごろ行われました町長選挙におきまして、有権者の皆様から厳粛な信託をいただき、小山町長に就任いたしました込山正秀でございます。
この小山町のために、今後4年間全身全霊をかけて邁進していく決意であると共に、その責任の重さに身が引き締まる思いであります。
現在の小山町は、ある種の閉塞感が漂っているのではないかと感じております。もちろん、昨年9月の台風9号に伴う記録的豪雨による災害の影響も大きいのですが、F1日本グランプリの撤退や長年続いていた不交付団体から交付団体への転落、人口も減少の一途であり、工業団地等でも空洞化が進んでおります。このまま手をこまねいていれば状況は良くなるはずもありません。
小山町が生んだ「金太郎」のような元気のある町にするために何をするべきか、このことをマニフェストにまとめてうったえてまいりました。ここで、私の政策提言を述べることが、そのまま今後の私の理念、基本方針でありますので、述べさせていただきます。
はじめに「希望と活力あふれるまちづくり」についてであります。この小山町には富士山をはじめ、数多くの観光資源があります。さらに首都圏から90キロ圏内という恵まれた位置にもあります。これまでこの環境、資源を100パーセント活かしきれていたかと考えますと、必ずしもそうであると言い切れません。私はこの観光資源、交通利便性を最大限に活用することはもとより、その活用方法についてもこれまでとは異なる、一歩踏み込んだ新たな知恵が必要ではないかと考えております。
例えば、町をあげて観光に取り組んでいるという姿勢を示すという意味でも「観光振興条例」を策定することも必要なのではないでしょうか。さらに、いわゆる民間施設、富士スピードウェイや冨士霊園などと一体となったイベントの開催なども考えられます。もちろん、観光立町と言う限りはアクセスの向上を図らなければなりません。足柄サービスエリアのスマートインター設置、既に決定している都市計画道路の見直し、さらには立地が進まない「東富士リサーチパーク」や「わさび平」に宿泊施設等ができるように取組んでいくことも必要であります。
小山町は豊かな観光資源と共に、森林、農地にも恵まれています。農山村という特性を活かし、都会からの交流、定住が図られるような仕組みを作ると共に、森林やそこで採れるきのこや山菜の商品化などを図り地域の活性化を目指します。森林という資源を環境面も含め最大限に活用し、森林公園の整備などにも取組む必要があります。また、町にある豊門公園、金時公園を小山町のシンボルとして位置づけていき、JR御殿場線の駿河小山駅、足柄駅を交流の場、情報発信の場として魅力ある駅にしていきます。
これらの資源を活かし有機的に結びつけて、夢のある希望と活力あふれるまちづくりを進めるために、町民の皆様とともに「金太郎計画」をつくり、第4次小山町総合計画に精力的に取り組む所存であります。
次に町民の皆様のくらし満足度向上についてであります。
まず、将来を担う子どもたちと子育て世代を応援することが、小山町の将来にとって重要であることは言うまでもありません。乳幼児の健康診査はもちろんのこと、子育てに関する情報交換の場や医療相談などの場を設け、充実させてまいります。出産に関しましても、安心して出産できる環境づくりはもとより、経済的な支援として「出産助成金」の制度を設けてまいりたいと考えております。
幼稚園、保育園、小学校、中学校についてでありますが、幼稚園、保育園という大事な世代が、思い切り遊び、活動できるよう、園庭の芝生化に取組むことといたします。また幼保一元化についても検討していく必要があると考えております。小中学校においては、家庭、学校、地域の連携を深め、例えばふるさとの歴史や
文化の学習に取組むなど地域の皆様の協力を得て、地域全体で子どもたちを育てていくということが重要であると考えています。さらに、地産地消という意味で も食育月間や食育の日を設け、地域の食材や食文化を楽しむ機会を学校教育に取り入れていくことも大変重要なことであります。
続いて、いわゆる「団塊の世代」をはじめとした中高年の活躍の場を設けることについてであります。現在はこれらの世代が地域の中心となってきています。健康面でのサポート体制の確立も含め、地域において力を発揮できる場所を確保し、機会を設けることが必要であり、地域、NPO、事業者等との協働により、よりよい地域づくり、ひいては元気のあるまちづくりに寄与していただくことを期待しております。
子どもたち、中高年の方々はもとより町民の誰もが安心して、安全に暮らしていけるまちづくりは全ての活動の基礎となります。昨年9月の台風に伴う豪雨災害、さらに3月11日の東日本大震災の例をひくまでもなく、災害に強いまちづくりは最優先に取り組むべきものであります。災害復旧はもちろんのこと、自主防災制度の益々の拡充や、静岡県、大学等と連携して災害対策の具体的なアクションプランの策定に取組みます。
救急医療体制についてでありますが、自衛隊富士学校、地域の病院、御殿場市等と連携し体制作りに取組むとともに、救急車や消防車の進入が困難な狭隘道路の拡幅など、具体的な対策に取組んでいく所存であります。
最後に地元の産業の発展についてであります。冒頭の観光資源等の活用について述べたときに若干触れましたが、農業、商工業等の振興については、各種イベント等と有機的な連携をもって取り組むことが重要であると考えています。農業についても、これまでのいわゆる一次産業として留まるのではなく、加工、流通、販売等への展開に積極的に取り組める支援を行い、グリーンツーリズムへの需要等に応えられるような新たな視点を持つことが重要ではないかと考えております。
以上、元気ある小山町をつくるための施策のいくつかを述べさせていただきました。しかしながら、小山町は普通交付税の不交付団体から交付団体になったように必ずしも財政が豊かであるとは言えません。限られた予算のなかで優先事項を明確にし、スピード感を持ちながら一つずつ実行していかなければなりません。まちづくりの主役は町民の皆様でありますが、それを支えるのが私をはじめ小山町の職員であります。役場自らが無駄をなくし、活性化を図るためにも積極的な情報公開、開かれた町政を行っていかなければなりません。
まず、行政改革についてでありますが、いわゆるPDCAサイクルを確立し、町民の声、学識者の指導を受けながら、行政評価を実施してまいります。行政の硬直化を防ぐためにも事業にはサンセット方式を取り入れ、また実効性を伴う行政評価と予算が直接的に連動するよう無駄のない行政運営に取り組みます。
次に町民の皆様が主役となる行政運営についてであります。職員が積極的に地域に赴き、会合、説明会、あるいは研修会に対応をし、職員それぞれが担当地域を持ち地域活動の支援を行うようにしていきます。第4次小山町総合計画の大きな柱の一つでもある町民の皆様との協働によるまちづくりは、これら施策を実行していく上で最も重要で必要なものです。NPO等の住民活動団体を積極的に支援し、町民主役のまちづくりを進めてまいります。
以上、私の町長就任に当たっての所信を述べてまいりましたが、小山町を元気にするために、全力でスピード感を持って取組んでいく決意であります。
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